物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

進撃の巨人 23巻 感想 (2017) 「エレンはおやすみ・マーレは負けオーラが漂ってます」

進撃の巨人(23) (講談社コミックス)

 

 

いや、さすがの面白さです。初めて読んだのが2010年で、その時は確か1,2巻を買って読んだんですけど、その時にこんなに世界が広がっているなんて思いもしなかったです。

 

 
 
今回はエレンたちはおやすみ。エレンたちのいる島の攻略に失敗した4年後のライナーたちがいるマーレ軍のお話。20世紀初頭のような雰囲気。航空兵器が主力ではないけど、だんだんその芽が出始めている時代。つまり巨人が主力兵器出なくなりつつある世界になっている。まあ航空兵器が出てきたら巨人なんてただの大きいマト。
 
 
マーレでは戦争の真っ最中で、巨人も大活躍というわけにはいかない。エルディアの少年兵たちも投入されている。マーレ側の事情がたくさん明らかになるので、読み返すともっと世界観が見直せそう。
 
 
 
 
巨人を受け継ぐ戦士候補生は戦いを恐れている感じがなかった。やっぱり巨人を受け継ぐ資格があると見込まれているだけあって、メンタルが備わってるんですね。逆に候補生じゃない人は敗残兵みたいだった。
 
 
 
 
この世界でエレンたちはどうやったら自由になれるんですかね。勝ち目あるんですか? マーレをぶっとばせばそれで終わりってわけじゃないですよね。世界が広がりすぎてどう収拾つけるのか検討がつかない。巻が進むたびに世界観がどんどん広がっていくのは本当によく作ってないとできない。これを連載初期から考えていたのか・・・。さすがマブラヴファンの代表である諌山先生。世界観の構築は抜け目ないです。
 
 
 

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マーレにいるエルディア人が完全に悪いわけじゃないし、エレンたちも悪いわけじゃない。どちらに正義があるわけじゃない。この状況をどう解決するかもとても気になる。
 
 
 
 
でもやっぱりエレンが出てこないと少し寂しい。
 
 
 
やっぱり22巻の終わり方が印象的だったのでエレンたちの動きがずっと気になってた。だから今回は少しお預け感を食らった…
 
 
なのでその部分は少し残念。
 
 
 
次は12月発売なのでますます楽しみです。4年後のエレンたちの動向が気になります。
 
 
それではー

 

 

 

進撃の巨人(23) (講談社コミックス)

進撃の巨人(23) (講談社コミックス)