冴えない彼女の育てかたFD (2014) 感想 「キャラクターの魅力がいっぱい詰まっていました・ついでに2次元と3次元を繋げることについて」
評価:★★★★☆(星4つ)
FD=ファンディスク、ということで冴えかののキャラクターがワイワイするお話が詰まっていました。
先日カクヨムのSS(サイドストーリー)と同様に、本編ではなくキャラクターの魅了をさらに高める内容にでした。
本編の進行には全く関係がないので、暇があれば買えば大丈夫です。
こういう本の感想となるとどうしても「英梨々まじ可愛かったわ!!」とか「詩羽先輩本当にエロい……」とか小学生みたいな感想しか出てこないです。ごめんなさい、今回は勘弁してください。ファンディスクとはそういうものなので、キャラクターの個性が楽しめればオッケーだと思います。
個人的な文章の書き方を言うと、普段はそういう感情だけの文章にならないようには気をつけています。本を読んだ時には、本に出てきた考え方や状況は現実ではどのような状況に当てはまるのか、キャラクターの行動などからどういう考えからそうなるのか。とにかくブログのタイトルにあるように、2次元と3次元を繋げるように考えています。
ただ僕にとって2次元だけにとどまった感想が、読んでてつまらないなーって思うからそうしているだけですけどね。
個人的にはペトロニウスさんという人のブログを参考にしています。書評・アニメの感想が好きな人は一度見てみることをオススメします。内容はかなり骨太でありマニアックです。
冴えかのの感想がないのも寂しいので、ここからはファンの視点で語りたいと思います。
表紙の人は詩羽先輩ではない
着物を着た女の人が立っているんですけど、これは詩羽先輩ではない。英梨々の母親らしいです。本編にも出てないし、短編にも出てないただの設定のみ存在しているキャラクターなのに表紙を飾って大丈夫なのだろうか。というか、よく編集部もOKだしたな……
お母様が大変お綺麗でした。
女の子と2人で遊びにいく……ってそれだけで楽しいぞ!
FDでは倫也くんはデートしかしてない。部屋で英梨々や加藤と2人で作業をして、詩羽先輩と町デート、美智留と秋葉原デート、英梨々と遊園地デートと2人きりでお出かけしまくり。
こういうシーンはラノベやアニメではよくある。ありすぎるほどある。僕もこういうシーンでニヤニヤしながら、キャラとの掛け合いを楽しんで現実に帰る……といったことをしていた。
けれど、最近、結構親しい間柄の若い女の子とお出かけする機会があって(全4名なのでデートではなかったですが)、やっぱりある程度気の許せる女の子とかと一緒に歩いたり騒いだりするのって楽しいなって思えた。僕はいつもは男とつるんでいるので、もちろんそれも楽しい。なのですけど、それとは違った楽しさがありました。ラノベの主人公もこーんな気持ちなのかなーと思いつつ、僕のブログのテーマである「2次元と3次元を繋げる」という目標が現実で繋がった感覚がありました。
アニメやラノベっていいですね。なんか2次元を楽しむと、3次元を楽しめる。3次元を経験すると、2次元が楽しくなる。そんな魅力があると再認識できた。
でも、もう「幼馴染」を経験することができないことはとてもとてもとても残念……
英梨々と倫也くんの親しさだけは味わうことができない。幼馴染ってどんな感覚なんでしょうかね。誰か教えてください。
本巻のお気に入りポイント
僕はリアルでは詩羽先輩みたいな黒髪ロングがたまらない。けど属性的には英梨々がけっこう好きです。天才っぷりを発揮しつつも、内面は弱いところがある…みたいな。倫也くんが守ってあげたくなるのも納得です。まあ幼馴染が味わえないからそのぶん余計に妄想が膨らませてるからっていうのもあるけど。
ということで3.3話「引かない媚びない顧みない彼女の育てかた」が良かったです。大学のこととか話している時とかに英梨々が倫也くんが好きなんだなって気持ちが伝わってきてジーンときました。最後の英梨々の挿絵も綺麗+可愛かったです。
最後に
冴えかのだけどもう10個近く感想を書いてる。自分でもちょっとやりすぎじゃないかと思ってきた。けどこうして自分の感想が溜まってくると、これだけ読んだんだなーっていう満足感がある。それに自分で自分の感想を読んで懐かしさに浸ってます。
感想書くの楽しいよ!
次は冴えかの9巻にいきます。
それではー