【アニメ】ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (2017) 感想「制服コンテストがあったら間違いなく優勝できる」
評価:★★★☆☆(星3つ)
な ん だ そ の 制 服
最初の感想がこれ。お話とか伏線とかキャラクターの成長とかそんなことなんかより頭の中が大草原になってしまった。そのことでしばらく考察に移れなかった。
例の制服
昨今のアニメの制服は「なんだこれ」という形状をした制服が多いのはもうしょうがないとしても、未だかつてへそ丸出しの制服を着させたアニメがあっただろうか。生徒の規律を正すべき制服が、もはやその意味をなしていない。制服とはなんたるかという固定概念を打ち破るデザインを見事に前面に出してきた前人未到の形状の制服である。
もう制服しか印象に残っていない。
と、まあ最初のイメージはそんな感じでした。真面目に書くとお話的にはとても王道的である意味普通でした。特殊部隊にいた人がなんらかの事情で先生となり、力を発揮して事件を解決していく。そんなストーリー。特に作画の崩壊もないし、キャラクターも魅力的、キャラの成長もそれなりに描かれていたアニメでした。
全体的に綺麗に単行本のストーリーをアニメ化しました!という印象ですね。グレン先生、システィ、ルミア、リィリアのキャラとその成長に焦点を当てつつ、グレン先生の活躍を描く王道的なストーリーのアニメ。けれどもその王道に乗りすぎているためフィクション感が否めなく、現実にフィードバックして考えさせられる要素が少なくなってしまった感じでした。1~3話には考えさせられる部分はあったとはいえ、後半は特にそういうことはなかった。全体的にはスッキリ見れる普通のアニメだった。
各話の感想
1話~3話
グレン先生は今の日本の教育を非難しているのかな? 知識を詰め込むのではなく、自分の頭で意味を考えることを教える。その点ではグレン先生はいい先生です。グレン先生も先生をやる気はなかったけど、ルミアちゃんの姿に影響されて真面目になる。この生徒は先生に影響されるけど、先生自身も生徒に影響されるって構図はいいと思います。
僕は塾講師してましたけど、受け身の生徒が多すぎて生徒から影響されることはなかったな。今の日本の教育は子供の自主性を育てようとしていない。だから大学受験でやりたいことがない、就活でESに書くことがないってことになるんじゃないのかな。
僕もルミアちゃんみたいな目的を持ってしっかり突き進んでいるに会いたかったなー。そしたら僕も全力以上の力で教えるのに(笑)
4~6話
ルミアちゃんの回。
学校が襲われて、体育祭が行われて、先生の手腕で大活躍!という流れを見ると、例のお兄様のアニメと既視感があった。先生のオレツエーが全力で発揮され、ルミアちゃんを愛でる回だった。
7~9話
次はリィエルの回。
さすがにルミアちゃん狙われすぎではないか。こう毎度毎度襲われているのも一体どうなのか。グレン先生がいない時にはどうやって過ごしていたのだろう。あとリィエルに刺されても許せるなんて心が広いですね。グレン先生は。まさに王道っぽいです。先生が大活躍し、リィエルの闇がわかるお話でした。
10~12話
最後はシスティの回。
うーん、普通だったとしか言えない。キャラの背景を描きつつ、先生が解決の糸口を提示するって構造は全く一緒なので特に感想はない。ただ今回もストーリーはしっかりしているのですんなり見ることができた。最後のバトルとかも「やっぱり王道っぽいな」と感じた。若干臭いけど。
最後に
まず間違いなく
「おかしな特殊な制服ランキング」
では1位を取れるはず。間違いない。
例の制服(2回目)
ルミアちゃんかわいいですね。
それではー
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