物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

Fate/stay night Heaven's Feel I presage flower (2017) 感想 「クオリティは最高、けれどもこの一作だけでは評価しきれない」

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評価:★★★★☆(星4つ)
 
 
Fate/stay night 3つある物語のうちの、3番目の話。やはり3番目ということだけあって、この一作だけでは全く話がわからない映画になっていた。
 
 
 
と、否定から入ってしまったけど、逆に言えば今までFateを見てきた人にとってはなんてことはない。士郎とセイバーの契約のシーンがさらっと流されていたり、聖杯戦争の説明がなかったりと、Fateにおける世界観の説明はほぼ無視されていた。事前の情報の通り、確かに完全な初心者は遠慮した方が良い映画となっていた。
 
 
 

 

 
 
 
感想を書く前に僕の前提を紹介。以下の前提に沿って、今回の映画の感想を語っていきます。僕のFate歴は以下の通り。
 
 
 
 
見てわかるようにFateに関する知識は中途半端なものしか持っていない。最初は「せめてFateルートは見てから行くべきか?」とは思った。だけど「中途半端な知識で観れる機会はある意味今しかないだろうなぁ」ということであえて今回見に行った。
 
 
 

 

 
 

シナリオはこの一作ではわからない

ひたすら謎を振りまいて終わった。でも序章であることはわかっていたわけだから、この点に関して不満は全くない。あくまで「次も楽しみ」といった心境。
  • あの影は何者なのか
  • ライダーがなぜ復活しているのか
  • 桜と聖杯戦争との関わりは何か
  • アサシンがなぜ登場したのか
 
とにかく不思議なことばかりだった。
 
 
 
 
なので今回わかったことは
 
  • 聖杯戦争が始まる
  • だけどアサシンが入れ替わったり、黒い影が出現したりと少しおかしな状況になる。
  • 間桐のおじいさんが黒幕っぽい
  • 桜が不穏な雰囲気を醸し出しているぞ……
 
 
そんな感じだった。
 
 
 
またUBWを改めて見ておくとさらに映画が楽しめたかも。映画冒頭のシーンがUBWの0~1話を違う視点から描いていた。ちょうどUBWを見直し始めていたので、いろいろ既視感があって面白かった。
 
 
 
 
僕は同じ映画を複数見るのはほとんどやらない。内容が被っていて眠たくなるから。今まで複数回観た映画は、ガルパンくらい。だけどそれも1回目は通常上映、2回目は4DX。それに日常シーンではしっかり寝ていて、戦車のシーンで飛び起きた(笑)
 
 
 
 
 
Heven's Feelは以前のアニメとの繋がりが強いし、オマージュ的な演出も見られたので、もう一回行くのもいいかもしれない。FGOの概念礼装ももらえるのもあるし。
 
 
 
 
無事に礼装をGet!

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ただ、一つ気になったのが、なぜ士郎はキャスターのルールブレイカーのことを知っていたのか。アーチャーがなぜ知っているのはUBWの背景からわかる。UBWルートの記憶でも流入したのか、それとも原作Heven's Feelでは描かれているけど、省略されてしまったのか。どちらであれ劇場の描写には少し疑問だった。
 
 
 
 
 
※追記
ネタバレしない程度に調べたら答えっぽいのが見つかった。
 
士郎は『無限の剣製』を使用出来る素養があります。
そして、彼は一度目視した武器を『無限の剣製』に登録出来るのです。
 
 

そんなわけで、刀剣類に限って言えば、士郎はほぼ目指するだけでそれがどういった効果を持つのかを『解析』することができます。
 
 

UBWでもその能力のお陰でギルガメッシュが射出する宝具が全て『本物』であると見破っていましたし。
 


そんなわけで、彼女の宝具『破戒すべき全ての符』を見敗れたわけですね。
 

因みに、『破戒すべき全ての符』は実在の宝具ではなく、裏切り裏切られ続けたメディアという魔女の存在そのものを具現化した宝具です。
ですから、有名だからわかったということはありえません。奈須きのこの創作宝具ですから。
 
 
 
一応、引用元を貼ります。だけど後半にネタバレっぽいのが書いてあったのでリンクは辿らない方がいいです。
 
 
 
 
 
 

映像の綺麗さ・戦闘シーンの激しさはさすがのufotable

ufotableFate美しさはもはや芸術。同じくらい綺麗なのはガンダム00くらい。きっと10年後も今と変わらない印象を与えてくれるはず。
 
 
 
 
最近FGOのアニメを見た。FGOアニメは確かにFGOのストーリーが簡潔に説明していたり、テキストベースの戦闘シーンを映像化していたことは良かった。だけど映像の綺麗さや迫力はUBWには及んでなかった。UBWは本編でFGOは外伝なので、かけられている予算が違うのは分かってるけどね。そんなモヤモヤをHeven's Feelは一気に晴らしてくれた。
 

 

FGOアニメの感想。よければどうぞ。

0range.hatenablog.com

 

 
 
 
セイバーvsライダー、セイバーvsバーサーカー、セイバーvsアサシンは言うに及ばずものすごかった。セイバーさん大活躍。ひょいひょい動くんだもの。けど一番すごいのはランサーvsアサシン。CMのトラックに乗った戦いは一瞬だったけど、槍を投げるシーンや、アサシンの宝具などもういっぱい動いていた。個人的にはランサーの本気のランニングシーンにはちょっと吹いた。走り方がガチすぎでしょ。
 
 
 
 
 
改めてPV見ると「いいところを抑えているなぁ」と関心した。


 

 
 
 
 
本当にこれでもかと言うくらいサーヴァントが動くので、まさにこれがFateって感じだった。まぁこのせいでufotable以外のFateが物足りなくなってしまったのだけど。FGOufotableにならないかなぁ。
 
 
 
 
 
 
 

公開時期を予想する

 
 
 
2018年のいつなのですかねぇ。ちょっと予想してみますか。


 

 

最近だと傷物語がHFと同じく3部作だった。
 
 
 

傷物語 I 鉄血篇(通常版) [Blu-ray]

 
公開時期は
 
2016年1月 → 2016年8月 → 2017年1月
 
という順番だった。
 
 
 
 
ちなみにBlue-ray の発売が
 
2016年7月 → 2016年12月 → 2017年7月
 
と、次回作の公開前に発売している。
 
 
 
 
 
公開時期が遅い例だと、エウレカセブンみたいに
 
2017年9月 → 2018年 → 2019年
 
1年おきに公開というのもあるから一概には言えない。
 


 
公開が早い例だと、コードギアスみたいに
 
2017年10月21日 → 2018年2月 → 2018年5月
 
という3ヶ月ペースで公開するものもある。
 


 

 

そう考えると

早くて3ヶ月後 → 2018年1~2月(おそらくこれではない…)

真ん中で6ヶ月後 → 2018年4月(最も濃厚)

遅くて1年後 → 2018年10月(まぁまぁありえる)

 

 

 

なので第2章は

 

2018年4月 ~ 2018年10月 

 

くらいになる気がしますね。どちらにせよ、気長に待つことになりそうです。

 

 

 
 
 

最後に

今回のHeven's Feel 第1章は導入だった。核心には触れず、謎をばらまいて次に繋げていた。映像の綺麗さや戦闘描写の激しさは劇場の大画面効果もあり、パワーアップしていた。ただひたすら第2章が待ち遠しい。桜、お前は何を抱えているんだ……
 
 
 
現在(2017年10月現在) PrimeビデオではFateルート,Fate/Zeroが配信中。dアニメストアではFate, UBW,プリズマイリア1~4期が配信されていました。
 
 
僕は今のうちにFateルートは全部見ておこうと思います。
 
 
それではー