物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

約束のネバーランド 5巻 (2017) 「GFハウス編終了・次の相手は鬼と未知の世界」

約束のネバーランド 5 (ジャンプコミックス)

評価:★★★★☆(星4.5つ)

 

これは本当に面白い。何十回も読める作品ではないけど、伏線の張り方が濃いので1回のインパクトが非常に大きい。ミステリー小説はあまり読まないけど、思考の果てに解決方法を見つける過程が納得できるし、そうだったのかと思える。

 

 

 

結局本当の意味での「全員脱出」じゃなかった。でもまあ当然かなぁ。子供だけで複数人の赤ちゃんを連れて、知らない世界に逃げるとか無謀もいいところ。GFハウスに残ったフィルくん、4歳なのにしっかりしています。幼稚園児でここまで賢いのは野原しんのすけをはじめとする春日部防衛隊くらい。

ちんだらけ

 

 

ママも諦めがいいというか、脱出したとみるやすぐに手のひらクルーするのは、ママも人間なんだなと思った。あのタイミングでママの過去はベスト。生きている間だけでも幸せでいて欲しいというママの根本の動機がわかる。この後ママは殺されてしまうのかな。

 

 

そしてエマたちは脱出編から逃亡編に舞台を移す。鬼に追われながら15人の子供だけで未知の世界を逃げないといけない…はずだったけど、攻略本があった。未知の世界での逃亡ということで、知能に加えて体力も求められるようになってしまった。知能と体力とかチェスボクシングみたいだな。果たしてどうやって逃げ切るのか。

 

 

鬼に見つかったレイのその後も気になるけど、予告によると次の巻で早々に世界観の秘密が明かされるみたい。どこまでわかるんだろ。

 

 

という訳で、vsママからvs鬼にステージが切り替わった5巻でした。Amazonで見て見たら6巻の評判が3.5/5と下降気味なのが気になる。まぁ読むけどね。

 

 

そろそろ誰か死んでくれると世界観のリアリティが増すと思うんだけどなぁ。

 

 


それではー