物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

ポケットモンスター バイオレット 感想「グレイシアでマスターボール級に行けた」

 

ポケモンバイオレットのストーリークリア、図鑑完成、対戦もマスターボール級まで到達した。前に対戦以外の感想を書いたので、今回は対戦に絞って感想を書く。

 

 

初めてランクマッチをやったので、忘れないうちにマスターボール級までの経緯を試行錯誤も含めて記録としてまとめておきたい。


まずパーティを組んでみる

ランクマッチをやる前にポケモン対戦の動画はちょっとずつ見ていたので、強いポケモンや対戦の知識は付け焼き刃程度には知っていた。努力値、性格、600族など対戦の最低の知識は知っている程度だけど。また対戦の動画も剣盾の頃から少しずつ見ていた。今作はサーフゴーとかキョジオーンがブイブイ言わせているんだなーくらいの認識でした。

 

結果としては最初の画像のパーティになった。以下経緯を含めて順番にまとめてみる。

 

1. 1匹目を選ぶ

対戦は初めてなので、とりあえず好きなポケモンで組もうと思って1匹目はグレイシアにした。軽く調べてみたらそんなに強くはない方のポケモンのようだったので少しためらった。あとは最初なのでポケモン徹底攻略にあるパーティをそのまま揃えてもいいんじゃないかとも思った。最終的にはグレイシアでもやれないことはなさそうなので一度やってみることで決定。

 

型とかはいくつか読んだけど、当時の一番人気のほのおテラスタルでサーフゴーをはじめとするはがねタイプを倒すグレイシアにした。投稿者に感謝。


2. 仲間を決める => ラウドボーン, 水ロトム採用

記事自体にはおすすめのポケモンは書いてなかったけど、記事のコメント欄に追記があった。キョジオーン対策にHB特化のラウドボーン、ほのおが苦手でかつ色んなタイプに対応できる水ロトムが良いらしいとのことで採用。初心者なのでここは経験者の意見を信じてみた。

 

ただラウドボーンと、水ロトムのわざとかは書いてなかったのでそこは調べた。結果的にはどうやら水ロトムはよく使われるポケモンらしく、トリックを覚えさせたのが役に立った。ラウドボーンはキョジオーンに警戒されてないのかめちゃくちゃ刺さった。結果は最初の画像結果となった。

 

この時点ではそんなことは考えていないけど、どうやら手持ち6体を選ぶ時にピンポイント枠というものがあるらしく、今回の手持ちだとラウドボーンがそれに当たるっぽい。


3. とりあえずミミッキュを入れておけという情報を聞く => ミミッキュ採用

ソースは以下の動画の配信者のコメント。確かにミミッキュはよく使われると聞いたことはあったので、テンプレのようなミミッキュを作った。

 

王道はさすがというべきか、結果的にあらゆるところでミミッキュに助けられた。やっぱりテンプレは大事ということを知る。


5. キノガッサを入れると、相手のパーティを縛れると聞く => キノガッサ採用

キノガッサが強いとは聞いていた。そしてついでに今作では対策もたくさんいるということも聞いていた。ちょうど対策しているサーフゴーやキョジオーンなどを引っ張りだしてたたかえるようにするためのブラフのつもりで採用した。


初めは完全にブラフ要因で使う気はなかったのだけど、スーパーボール級で行き詰まった際に使用して強さがわかった。キノガッサ単体だと確かに対策されまくっている。だけど今回のグレイシアでサーフゴーなどを誘い出して倒していると、その後は刺さったケースが多かった。組み合わせの大切さをここで知った気はする。


6. 採用したポケモンの技の構成や努力値の参考になるパターンを探す。

パーティがなんとなく決まってきたので、参考になりそうな技や持ち物、努力値の構築方法を探した。キノガッサ、水ロトムミミッキュで検索したところ明らかに評価が高いパーティーを発見。キノガッサ、水ロトムの作り方は完全に真似をした。

 

 


7. ここまで5体決定。残り1体に迷う。=> 使ってみたいという理由でドラパルド採用

上記の評価高いパーティにもいたので採用した。どれにしようか迷ったけど、交代する前提でドラパルド採用した。剣盾の時に強いと聞いていたちょっと使ってみたかった問い理由もある。この時点であくタイプに弱いことはわかっていたし、実際戦ってみてそのとおりだった。シーズン1ではサザンドラが暴れまくっていたので、そのままボコボコにされまくっていた。


どうやって対応したかはあまり覚えていない。意外にも炎テラスタルグレイシアではがねテラスタルサザンドラに対処したり、そのままグレイシアのフリーズドライで押したり、ミミッキュになんとかしてもらったり、ドラパルドの素早さで上をとったり、その場の状況でなんとかした記憶はある。マスカーニャもやたらといたのでこちらも苦労した。

 

8. 完成!

完成はしたけど正直ここまでが長かった。2,3日は色々考えたり調べたりしたので、育て始めるまでが長い。ゲームなのにひたすら設計する時間が長くて、スプラトゥーンとかAPEX、麻雀なんかとも全く違うゲームなんだなとあらためて認識した。


根本的なシステムは20年前から変わっていないはずなのに、これだけの奥深さや組み合わせの多さがあるからずっとプレイされるゲームになったんだろうか。


バトルをしてみる

頑張って作った後にちょっとずつランクマッチに潜ってみた。最初はグレイシアばかり使っていたけど、しばらくしてそれだと勝てないことに気づいた。


グレイシアは特攻は高いけど、こおりタイプという弱点が多いタイプだったり、絶妙に素早さが遅かったりするため、なんでも勝てる力はない。そのためいかにピンポイントを狙っていくのがポイントになっていった。なのでグレイシアを使う時は最初に相手が引っ掛かるかポケモンがいるかどうかが重要だった。以下ではまずグレイシアを使うパターンからまとめてみる。

 

※ 画像はマスターボール級を決めた時のもの。基本的にグレイシアは先発なので、最初に倒れることが多い。なので最後に生き残って決めてくれたのが本当に嬉しかった。


1. グレイシアを選ぶ場合

具体的にグレイシアが出せる基準は2つ。

  1. サーフゴーやハッサムなどグレイシアに弱点をつけて、かつグレイシアが返り討ちにできるポケモンがいるか
  2.  普通に相性がいいタイプ(ドラゴン、ひこうなど)が相手にいるか

あとはフリーズドライは当然覚えているので、みずタイプもそれなりにいけた。ほとんどマリルリで、ヘイラッシャはあまり見なかった。これ以外の場合は、グレイシアの選出を諦めることをしたらだんだん勝てるようになった。(とはいえ勝率は50% ~ 55%ほど)

 

最終的には グレイシア、キノガッサミミッキュが刺さる時はかなり効いた。サーフゴーはよく見るので、こいつさえ倒せば倒せばあとはキノガッサのキノコのほうし戦術でいい感じにできた。サザンドラもグレイシアがささるが、サーフゴーとセットの時は最初にサーフゴーを倒していないと負ける可能性が高くなるので、毎回うまくいくわけではなかった。

 

またこのパーティで初手はグレイシア一択。悲しいことに交換して攻撃を受けられるほどグレイシアに体力も防御もない。相手が無理なら自分ではなくあくびを使って相手を交代させていた。それでもいちばん困ったのがマスカーニャ。マスカーニャを持っているトレーナーが多く、キノガッサにも強く出られるし、しかも初手に出る確率が高いので、グレイシアと対面する機会が多かった。なのでどうしたらいいか本当に迷った。

 

考えた選択肢は3種類

  1.  あくび
  2. ほのおテラスタルで受けて、あくびかフリーズドライ
  3. ほのおテラスタル+テラバースト(ほのお)で確実に倒す

1だととんぼがえりされたら、次のポケモンにあくびは通るけど、グレイシアのダメージが結構入る。2だと初手からテラスタルを切るのでネタがバレる。3だとネタがバレた上にテラバーストまで受けられる可能性がある。

 

補足すると、マスカーニャにとんぼがえりをする場合、こちらがグレイシアのほのおテラスタル発動 => マスカーニャのとんぼがえり => 相手がポケモン交換 => グレイシアの攻撃 の順なので、3をやるとほのおテラスタルを確認した上で、相手はポケモンを交換されてしまう。かといってテラスタルしないとトリックフラワーやはたきおとすが痛いのに、フリーズドライでは落とせないことが多い。へんげんじざいであくタイプになるとフリーズドライでなおさら倒せなくなった。

 

またマスカーニャがとんぼがえりをしなくて、こちらがあくびを打ったとしても次のターンにとんぼがえりをされるだけなので無駄うちになる可能性が高い。なのでとんぼがえりしないでくれと願いながら毎回テラスタル+テラバーストするしかなかった。このパターンでもはたきおとす + へんげんじざいだと倒せないのでめちゃくちゃつらい。逆にマスカーニャがいないとだいぶ楽だけど、シーズン1ではマスカーニャは大人気なのでそうはいかなかった。まとめるとマスカーニャ対面がかなりの運ゲーになるので、ここは構築を工夫をするところなのだろう。

 

またキョジオーンがいたら、即ラウドボーンをえらんでいた。相性不利だけどHB特化 + おんみつマンとならほぼ100%競り合って勝てる(ポケ徹より)。でも交代とかされるとまずいので、キョジオーンの交代先は常に警戒する必要はあった。というか今回の自分の手持ちにキョジオーンに勝てるポケモンがいないので、キョジオーンはラウドボーン次第だった。


2. グレイシアを選ばない場合

グレイシアが使えないパターンの時は先発をドラパルドにしていた。グレイシアは可愛いけど、バトルではなんでもこなせるほどの力はないのでこうするしかない。1で述べた通り、ひっかけでほのおテラスタル+テラバーストが狙えそうにない、フリーズドライが通らない、もしくは通ってもどうしようもない時はグレイシアは不採用になった。

 

ドラパルドは素早さ重視にしているので、たいていは先行が取れる。無理ならとんぼがえりで対面有利に切り替えていた。

 

その他の選出はこれといった決まったものはなく、ドラパルドの他は相手に通りそうなポケモンを2体選んでいた。よく選んだのは水ロトム。みずタイプや電気タイプの技も強くて便利だったのもあるけど、なによりトリッキーな手段をとる相手にトリックがハマったのがよかった。あと困ったらミミッキュを選ぶと良かった。どこでも使えて本当に便利。またサザンドラに対してフェアリー枠で採用していたこともあった。


3. その他

まだまだ対応がわからないポケモンもいっぱいいる。初見だとまず勝てないので、このポケモンはこういうことをすることが多いなというのを負けながら知っていくんだなとボコされながらわかった。鋼サザンドラとか草ウルガモスとか、マスカーニャは大抵とんぼ持っているとか、ミミッキュはみんな同じ構成なんだなとか。ある程度決まったパターンを覚えた上で工夫をするを繰り返しているんでしょうね、たぶん。

 

あとはグレイシア、キノガッサミミッキュが刺さるのも、明らかに手持ちがゴースト3体なのであくタイプの通りが良いからサザンドラ、組み合わせでサーフゴーが釣られてでて来たんだろうなとは思ってる。予期しなかったけどあくタイプに対するの不安定さが役に立ったのかなと予想。

 

まとめ

結果的になんとかマスターボール級は達成できた。正直シーズン1でマスターボール級に行けるとは思わなかった。最終的に16万位だったなので全体から見れば下なのはわかるけど、好きなポケモンと一緒にマスターボール級にしてはかなり満足できた。グレイシア、本当にありがとう。

 

シーズン2ではやらないと思うけど、今後はポケモンの動画とか見ながらより楽しめるようになったのはかなりのプラスになった。やるとするなら構築は変えると思う。今後はポケモンの動画を見つつ、好きなポケモンがまた出てきたらそのポケモンと一緒にあらためてランクマッチをやってみたい。