物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

AWS 認定 Data Analytics - 専門知識 に合格した。

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AWS Certified Data Analytics Specialityに合格しました。
忘れないうちに合格までの過程をまとめておこうと思います。

 

概要

2020年7月
勉強するが、Data Analyticsの練習問題がまだ出回ってなかったので中断

2022年1月中旬
暇になったので、Data Analyticsの勉強を開始

2022年3月初旬
受験して合格


ざっくり経緯

2020年7月にDataAnalyticsは勉強を始めたのだけど、ちょうどBigDataから切り替わった時期だったので、DataAnalytics用の問題自体があまり出回っていなかった。当時のAWS公式の問題も受けてみたけど結果はひどかった。聞かれる内容が細かすぎてこれでは合格するのは無理だと悟ったので一旦中断した。代わりにAWS Machine Learningを勉強し始めてこちらは合格できました。

 

その後は特にAWSの試験は受けなかったけど2021年の年末あたりからデータを扱う業務に携わるようになり、主にAthenaなどを利用するようになっていた。どうやらEMRとかに移行するとかしないとかの話が出てきたので、仕事的にもちょうどいいタイミングだしプライベートでも暇になってきたので、DataAnalyticの勉強を始めた。

 

エルデンリングをやりたかったので2/25までには合格したかったけど、途中で発売したポケモンアルセウスが面白すぎたせいで、予定が1週間ずれてしまった。色々あったが無事に合格することができたので、以下対策などをまとめていきます。

 


自分のスキル

Webエンジニア、最近はバックエンド開発、フロントもたまにやる。
Ruby, RubyOnRails, Vue.js, Pythonあたりはよく使う。

 

AWSは以下に合格済です。()は合格した時期
・Developer Associate(2019/11)
・DevOps Professional(2020/03)
・Machine Learning(2020/11)

 

対策


1. 試験範囲、合格者の記事を確認
2. Udemyの動画で勉強
3. 練習問題を解く
4. 公式模擬試験を解く

 

1. 試験範囲、合格者の記事を確認

もう過去に3回も受けて合格しているので、今回も大体同じようなステップでやっていました。まずはいつも通り、どの範囲が出てくるかをざっくり確認。

 


記事は合格者のブログとかQiitaとかを見ていた。「AWS DataAnalytics 合格」とかでググって1ページ目に出るやつを見ていけばいいはず。Data Analytics自体受けている人自体が少ないようで、そこまで合格体験談とかはなかった(2022年3月現在)

 

合格者の体験談とかは勉強中とかもたまに見て合格したいという意欲をあげていました。

 


2. Udemyの動画で勉強


まずはこちらの動画で勉強しました。

 


毎回お世話になっているStephane Maarekさんの動画。DevOpsもMachineLearningもこの人の動画で合格したので信頼度は十分。安心して動画を見ていました。2020年7月に1周していたので、今回は実質2周目でした。


流石に1年経っているとAWSの進歩もさることながら、前見た時とは内容が違っている部分も多々あった。(S3の書き込みが全てStrong Consistencyに対応して、余計なことを考えなくてよくなったとか)

 

上から順番にやっていけば試験問題を解くのに必要な知識は最低限つく。私は前回が1年以上前だけど実質2周目をやったので、流石に3周目はしなかったです。1周だけだと、動画の内容は完全に頭に入ってこないはずなので、ある程度問題を解いた後はもう1周するといい感じに身に付くはず。

 

Machine Learningなどと同様にData AnalyticsもAWSでは上位レイヤーの試験なので、もしアソシエイトレベルの資格を持っていない場合はまずはそちらから取得することをお勧めします。動画でもEC2って何? IAMとは?というレベルから説明はしてくれないので、最低限アソシエイトは取っておかないと頭に入ってこないはず。

 

またUdemyで購入する場合は必ずセールの時を狙って購入しましょう。定価は超高いので定価で買うメリットはない。毎週のようにセールをやっているので、定期的に見ていればそこまで待たずにセール価格で購入できる。


3. 練習問題を解く

Udemyの動画の実質2周目が終了した後は、練習問題を解きました。
問題は以下を利用しました。



こちらの2つは問題がとてもよくできていました。実際の本番でもコピペしたんじゃないかと思うくらい全く同じ問題が出てきたので、本当によくできています。私は2周以上こなして、全て90%以上回答できるような状態にしておきました。

 

AWS DataAnalyticsは指摘される内容が非常に細かいので、ちゃんと問題を解けるようになっておくと本番で楽ができます。2でやったUdemyの動画を見ただけでは合格できない可能性が高い。動画を見て前提知識をを得た状態で問題数をこなすことで初めてまともに試験が受けられる状態になります。

 

https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-data-analytics-specialty/AWS-Certified-Data-Analytics-Specialty_Sample-Questions.pdf

AWS公式のサンプルの試験問題も公開されていたので、こちらも解いておきました。

 


Whizlabは購入せずに無料でできる練習問題だけやりました。
もし不合格になったら、購入して問題数をこなす予定でした。

 


4. 公式練習問題を解く

公式問題自体は以前からあったけど、2021年11月頃からAWSの試験問題が無料になった。無料になっただけでなく問題を解いた後に答えも教えてくれて、しかも解説までつくようになりました。この状態から考えるといかに前までの試験が不親切だったことか・・・どれが正解かわからないし、当然解説もないので、本当に試験の雰囲気を体験するためのツールだった。スクショも取らなくても再確認ができるのがありがたい。

 

ともあれ無料になったので利用しておきました。登録の方法は以下を参照しました。

 


受験予約

問題も全て2周以上やり終わったところで予約しました。
毎回ピアソンVueなので、今回も同じものにしました。

 

受験

・試験はピアソンVUEを選択
・開始30分前には会場に到着
・同意書を記入して、身分証を提出(必要な身分証は要確認)

 ・いつでも始められるそうなので、15分前にはスタート
・リモート監視はなかった。


3時間の受験はきついので前日はしっかり睡眠をとり、直前に食事や水分を取りすぎず、試験前にはトイレにいっておきましょう。可能なら試験会場の道を確認しておくと当日楽です。私のいつものルーティーンとしては、開始1時間前には軽く飯を食べて、食後にレッドブルーを飲んでいます。食後にトイレに行き、試験前にトイレに行き、部屋に入る直前に1口水を飲んで試験に望んでいます。

 

時間は180分で65問なので、1問3分かけたらもう終わりです。感覚としてはDevOpsほど長くはないけど、MLの時よりは読むものが多いなという印象でした。90分で回答を終えて、70分かけて全問題を見直しをしました。

 

今回は就活解禁後ということで、試験会場に大学生らしき綺麗なスーツをした人がたくさんいた。でも流石に3時間も受けるのは私くらいだったようで、試験官の方が配慮してくれて端の席を設定してくれていたのが本当に助かりました。

 


受験後

問題を解き終わってアンケートに答えると、すぐに合否が表示されます。このアンケートの時間が一番緊張する。アンケートはもはや回答はどうでもよく、試験結果を受け入れるための精神統一の時間になっている。


十分に見直しをしたかいもあり、今回も無事合格していました。翌日あたりにweb上に結果が反映されます。結果は800点でした。75%以上が合格ラインなので、なんとか受かってよかったです。

 


受験後感想

今回は本当に練習問題で見たような問題や答えが多かった。コピペしてるんじゃないかと思うくらい同じような問題で、同じような答えの問題が何十問もあった。練習問題のレベルの高さに助けられました。

 

また一方で初めてみる問題も10問くらいはあった。見たことがない問題が出るのはいつものことなのだけど、何度やってもこういう時が本当に絶望する。読めばわかる問題はまだいい。今回は時間に余裕があったのでそこは問題ない。一番辛いのが試験の時に初めて見るサービス機能に出会った時。今回だとAmazon AppFlowとAmazon Connectが全くわからなかった。2,3問くらいは用語で登場していたはず。当然全部をカバーできているわけはないのだけど、こういう時はもう祈るしかない。

 

AppFlowとか以上に今回一番まずいと思ったのがMSKでした。練習問題でも全然やってなかったので経験も少なかったのに、5問くらいあったので本当に焦った。完全にKinesisのおまけぐらいとしか考えてなかったので、さすがに今回は落ちるかもと覚悟していました。

 

練習問題を解いている時は、知っているサービスでもドキュメントのいろんなところを突っ込んだ問題が多すぎて、正直キリがないなと思っていました。それでも知らない問題が出るのだから、どれだけ練習問題をやっても完璧は無理。実戦経験が多い人は今回の試験はどのくらいの難易度になるんだろうか。とりあえずWhizLabをやらずに、現状の問題を完璧にする方向の対策がうまくいったのがよかったです。

 

1点気になったのは、意味不明な文章があったので日本語から英語を切り替えたてみたら、AthenaがRedshiftになっていたものがあった。サービス名自体切り替わっているので誤訳というのはちょっと違う。機械翻訳ではない気がするのでこういうのはやめてほしかった。

 


まとめ

エルデンリングの発売までに合格する予定だったのに、ポケモンアルセウスが面白すぎるせいで1週間ほど予定がずれてしまった。


パッケージが目の前にあるのにプレイできないのが一番辛かった。会社の人にも3月までに合格しますと言ってしまったので、予定もこれ以上遅くできないという理由もあった。最後の1週間はもはや早くエルデンリングをやるためだけに全力で問題を頭につっこんでいました。期限が決まった途端に追い込めたので、締め切りってすごい。

 

ともあれ無事に合格できてよかったです。

 

 

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