物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

ガールズ&パンツァー (2012) 感想 「圧倒的な戦車の迫力と西住殿の戦略が何度見てもおもしろい」

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評価:★★★★★(星5つ以上 傑作)

 

2012年に放送され、圧倒的な戦車シーンと数度に渡る総集編でオタク業界を騒がせた(らしい)傑作の女の子×戦車アニメ。

 


僕はリアルタイムで視聴はしてなかったのですが、2015年に映画化されるということで、その時期に一度視聴。映画を見て、その後に2度目を視聴。今回はPrimeビデオに追加されたということで3度目の視聴。

 

 

こう何度見てもおもしろい作品はなかなかない。戦車の戦闘の迫力、西住殿の成長、そして4DXの迫力。戦車という題材。美少女ものというジャンルで避けるのは非常に勿体無い作品となっている。

 

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約束のネバーランド 5巻 (2017) 「GFハウス編終了・次の相手は鬼と未知の世界」

約束のネバーランド 5 (ジャンプコミックス)

評価:★★★★☆(星4.5つ)

 

これは本当に面白い。何十回も読める作品ではないけど、伏線の張り方が濃いので1回のインパクトが非常に大きい。ミステリー小説はあまり読まないけど、思考の果てに解決方法を見つける過程が納得できるし、そうだったのかと思える。

 

 

 

結局本当の意味での「全員脱出」じゃなかった。でもまあ当然かなぁ。子供だけで複数人の赤ちゃんを連れて、知らない世界に逃げるとか無謀もいいところ。GFハウスに残ったフィルくん、4歳なのにしっかりしています。幼稚園児でここまで賢いのは野原しんのすけをはじめとする春日部防衛隊くらい。

ちんだらけ

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結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章- (2017) 感想「満開は完全な悪ではない」

結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-Blu-ray

評価:★★★★☆(星4つ)
 
2014年に1クール放送された「結城友奈は勇者である-結城友奈の章-」の続編。前作の2年前を描くお話。
 
 
なので、この作品から見ても問題ない。
 
 
 
そもそも雑誌連載は鷲尾須美の方が先なので、当然といえば当然。だけど結城友奈のお話の面白さや絶望感は「満開」というシステムの是非にある。なので、僕的には先に結城友奈の章を先に見るべき。こっちの方がより大きな絶望と衝撃が味わえる。
 
 

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以下ネタバレを含む感想。結城友奈の章のネタバレもアリ。
 
 
 

1Q84 book1 <4月-6月> 前編 (2010) 感想 「ラノベの後に読むと表現と文章の落差がものすごい」

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

評価:★★★★☆(星4つ)
 
 
 
村上春樹の小説。有名どころのうちの1つ……な気がする一冊。おそらく紹介はいらないし、知りたい人は僕の文章にたどり着く前にいろんな記事があるはず。なので、今回は自由に書く。そもそも文章書くのも久しぶりで、色々考えるのが面倒だという理由もあるけどね。
 
 
 
 
そもそも僕は文学作品はあまり読まない。僕の前の記事や人気記事ランキングを見ればわかる通り、基本的にアニメ、ゲーム、漫画、ラノベとオタクなラインナップとなっている。なので、当然のように村上春樹も全く読んだことがなかった。そもそも文学ってなんだ? という疑問はあるけど、一番文学に近いもので村上龍の「5分後の世界」や伊藤計劃の「虐殺器官」「ハーモニー」くらい。

終物語 (2015・2017) 感想 「物語シリーズをもう一回見直したくなった」

終物語 第六巻/まよいヘル(完全生産限定版) [Blu-ray]

評価:★★★★☆(星4つ)
 
一応感想を書いたけれども、前作までの詳細をぼんやりとしか覚えていないし、今、全てを見直す予定もないので、詳細なキャラの掘り下げとかはやらない。けどアニメがひと段落した段階で思考をまとめておかないというのは、今まで見た時間が勿体無いことになってしまう。なので、ただ単純に今まで物語シリーズのアニメを見てきた1人として、今回最終回を見た印象や感想を書いていきたい。
 
 

Fate/stay night Heaven's Feel I presage flower (2017) 感想 「クオリティは最高、けれどもこの一作だけでは評価しきれない」

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評価:★★★★☆(星4つ)
 
 
Fate/stay night 3つある物語のうちの、3番目の話。やはり3番目ということだけあって、この一作だけでは全く話がわからない映画になっていた。
 
 
 
と、否定から入ってしまったけど、逆に言えば今までFateを見てきた人にとってはなんてことはない。士郎とセイバーの契約のシーンがさらっと流されていたり、聖杯戦争の説明がなかったりと、Fateにおける世界観の説明はほぼ無視されていた。事前の情報の通り、確かに完全な初心者は遠慮した方が良い映画となっていた。
 
 
 

 

 
 
 
感想を書く前に僕の前提を紹介。以下の前提に沿って、今回の映画の感想を語っていきます。僕のFate歴は以下の通り。
 
 
 
 
見てわかるようにFateに関する知識は中途半端なものしか持っていない。最初は「せめてFateルートは見てから行くべきか?」とは思った。だけど「中途半端な知識で観れる機会はある意味今しかないだろうなぁ」ということであえて今回見に行った。
 
 
 

Fate/Grand Order First Order (2016) 感想「FGO入門には最適・ゲームの前にこのアニメを見るべき」

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評価:★★★★☆(星4.5つ)
 
 
超大人気スマホゲームFate/Grand Order その序章(第1章は別にある)をアニメ化した作品。
 
 
 
結論から言えば、Fate/Grand Order(通称FGO)の世界を簡潔に表した作品となっていた。FGOをやったことがない人はまずこのアニメをお勧めする。そしたら信者を増やせるはず。僕の知り合いもこれを視聴後、見事に重課金中毒になった。
 
 
 
僕は年末に見たけど、最近FGO1部をクリアしたので改めて見直してみた。
 
 
 
ちなみに僕のFate経験は以下の通り。参考にどうぞ。
 
 

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] Blu-ray Disc Box ?【完全生産限定版】

 
 
以降ネタバレ入りの感想。