物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

「ゼロ」(2013)感想「堀江貴文という人がどのように考え、生きてきたかという過程が分かる本」

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

評価:★★★★☆(星4つ半)

 

今回の結論
堀江貴文という人に興味があり、その考え方を知りたいという人は読むべき。

 

 

 

今回の目次

 

概要みたいなもの


最近ライブドアに関わりがある企業や人によく出会う(しかも全て完全に別々の分野から)ので、一体ライブドアってどんな存在なんだ?堀江貴文さんってどんな人なんだ?って気になったため、ネットでググっていろいろ調べて書店で購入した。

ホリエモンについて知らない人はwikipediaでも見るといいと思う。このブログのページに辿り着いている時点で知らないわけないと思うけどね(笑)

あと、簡単にライブドアって会社がどんなものかを簡単にググってみてからこの本を読むと理解が進みやすいかも

 

堀江貴文 - Wikipedia

 

それでは感想に入ります。


感想


堀江さんの働くこと・生きることに対する考え方を、そこに至るまでの幼少期から2013年までの経験から踏まえながら書かれていた本だった。まぁとにかくいろいろ書いてあったが、ズバリ言えば本全体の結論は、やりたいことに対して行動することが大切なのだと感じた。自分のやりたいことに対してそれを実現する方法を考えてしっかり行動してきた結果が今の堀江さんなのだと思う。

この本では終始行動することの大切さが説かれていた。やりたいことを実現するために行動するように訴えていた。ここから考えれば企業も、堀江さんが自分がやりたいことを実現していくための手段でしかないのだと思う。自分がやりたいことに対して方法を考えた時に企業することが自分にとって最もストレスがなく目標を実現させる方法だったのだろう。

他の記述はやりたいことを実現させる時にとるべき方法論であった。いくつか印象的なものを自分のためにもまとめておく。

行動する時に怖気づいてしまう理由


結局これは、女の子を前にしたときの「自信」の問題なのだ。そして僕には、自信を形成するための「経験」が、圧倒的に不足していたのだ。


経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていくのである。

 

堀江さんが大学時代女の子に話しかけられなかった理由をこのように結論付けていた。僕もそこまで女の子にホイホイ話しかけられるタイプではないため、これは心のそこから納得した(笑)


行動するのをビビってしまうのは経験が足りないから。苦手なものに対しては行動を積み重ね、失敗を繰り返しながら小さな経験を蓄積して自信をつけるしかないということだ。


またこの行動を重ねることによって自信がつき、自分が信じられるようになる。その結果誰に対してもビビることがなくなって堂々と振舞うことができるようになる。そして他者の信用も獲得できるようになるそうだ。そしてお金よりも大切な他者の信頼を獲得するらしい。

 

自信の獲得についてはペトロニウスさんも同じことをいっていた。引用長いですけど、

 

ここでは戦術論ですが、「自分が本当に何をしたいのか?」を、物凄く赤裸々な欲望でセットして、1)-4)のサイクルを回して見るとよいです。たとえば、僕は、高校から大学の頃に小さな目標を立てたのですが、、、、あっと、ここで重要なのは、

 

なるべく赤裸々でド汚くいやらしい直接的でプリミティヴな欲望がいい

 

ということです。人間は、自分に対して欺瞞と嘘をつく生き物なので、きれいごとで考えてしまいがちです。そうならないように、なるべき露悪的でいやらしい目標を立てます。それが、簡単ですし、何よりも、そういう露悪的なことの裏側にリンクして「ほんとうにしたいこと」が隠れています。どーせ、仮ですし。たとえば、僕は、いい大学にはいって周りの人間を見下そう!とか、そういういやらしい目標を高校生の時にたてました(笑)。あとはですね、世界中を見て回りたかったので、無理してでも大学に入ったらバックパッカーで中東に行こう!(アラビアのロレンスが大好きでした)とかシベリア鉄道でユーラシア鉄道を横断しようとか考えました。もう一つは、いろんなタイプの女の子とHがしたい!(笑)という目標を考えました。まぁ、すげぇプリミティヴですよね。これ、紙に書いて、具体的にどうすればいいかを、悶々と考えました(笑)。ああ、、、そうそう、最初に目標思考の意識を持ったときは、なるべく改善できる可能性があるもので、身近なことがいいのです。本当は最初は、クラスの友達と仲良くする!とかでもいいんですが、そういう小さな地味重ねというか課題設定、解決のサイクルを回した実績に後で、少し大きめのものにいくといいです。どうせ、継続していくうちにすべての目標は全然違うものになります。何度も繰り返すが、テキトーでいいのです。継続しているうちに、自分にとっての真実がわかってきます。「走るものの中に力は存在する」です。好きな言葉です。

 

ちなみにいろいろ考えているうちに、結局のところ、自分に自信がないんだな、、、ということに結論が到達して、自信をつけるにはどうすればいいのか?ということに到達しました。で、前に記事で書いた、プライドとコンフィデンスの違いに行きつくことになります。この話は物語三昧読者にはおなじみの話ですよね。というか、こんな抽象的で長い文章は、ブログのこれまでの解説を聞き続けている人でないと(もしくは本気で読み込んでくれないと)まずちゃんとは理解できないと思います(苦笑)。まぁ、わかってもらおうと思って、読みやすいように書こうとは全くしていませんので(むしろ逆にしているのは、長年の読者にはおなじみの話ですね)なかなか読むのはしんどいと思いますが。興味がある人は、ベイシックスキルのカテゴリーや過去の記事を読んでいただけるとうれしいです。僕も別に天才でも文章が凄いうまい人でもないので、本気で読んで付き合ってくれる人でないと、こんな長文読んでも無駄だと思うので。・・・・この部分は、コンフィデンスを獲得しようと思うと、それは小さな実感の積み重ねでしかありえない、というクンフーのお話です。この話はベイシックスキルで延々と書いているのでここでは割愛します。

 

 

結局やりたいことをやるためには自分に自信をつける。自信をつけるためには失敗を恐れず行動し続ける必要があるってことですね。

行動しなかった場合一生このままなので、僕も女の子に頑張って話しかけてみよう…。

モテたいもんね。

 

やりたいことがない理由


最初から「できっこない」とあきらめているからだ。


「できっこない」という心のフタさえ外してしまえば、「やりたいこと」なんて湯水のようにあふれ出てくるのだ。

 

やりたいことの重要性は僕は就活を通して学んだ。僕はIT業界しか見ていなかったのだが、ITといっても2017年の今はそれこそめちゃくちゃ企業がある。じゃあそれを絞るための手段として何があるか、と考えたら、自分のやりたいことを見つめてそこから絞っていくことしか方法がなかった。そこで「奨学金返済があるから初任給はそこそこ高い」「web・スマホアプリケーションをサーバからフロントエンドまで一括して作る」「幅広いITの技術に触れられる」「経営サイドが見えやすい」「東京23区に会社がある」など自分の希望を上げていって、面接の際にそれぞれどうなっているのかを聞いていった。そのためたくさん内定がもらえたかというとそうでもなかったが、結果的に有名ではないが自分の希望に沿った企業から内定をいただけた。世の中にはたくさんの選択肢があるのだから、やりたいことからその選択肢を絞っていかないと、ただ状況に流されて不幸になるだけだと思った。実際僕は大学受験のときに興味を搾り切らずとりあえず高い大学をとしか思ってなかったから、普通に落ちまくって希望の大学に入れなかったしね。その経験が就活に生きたと思う。

 

話がそれた。
とにかく、自分の興味を絞ることは僕の経験からもかなーり重要なことっていう認識です。堀江さんのような方もやりたいことという観点から行動しているのだと思うと、僕の認識も間違ってなかったのだと思って元気が出てきましたね。

 

なんかあまりまとまってないけど、とりあえずここまでにしよう。

今、堀江さん関連の本をいくつか読んでいるので、足りない部分はそちらで補足すればいいか。


他の人の感想


・Chikirinの日記

d.hatena.ne.jp

 

d.hatena.ne.jp

さすがにちきりんさんの文章は読みやすい。僕とは大違い。
一回読んでみるといいと思います。

 


・物語三昧

d.hatena.ne.jp

感想ではないけれども、今回の堀江さんが語ったやりたいことをやって生きていく方法について似たような意見が書かれています。ウルトラ長いけど、「ゼロ」との共通点は多いと思います。

 

YouTube


堀江貴文(ホリエモン)伝説のスピーチ ー近畿大学卒業式ー

 本でいうと5章の部分の内容がほとんど一致していました。

 

・スティーブジョブズ


スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

好きなことを仕事にするべき理由が堀江さんと一致していました。

伝説のスピーチとして有名なので、知らない人は一回見ておくといいですよ。

 

 それではー