響~小説家になる方法~ 3,4巻 感想(2016)「天才の影響力はどのようなものか」その2
評価:★★★☆☆(星3.5)
7/2 3,4巻読了時
今回も相変わらず殴る蹴るで元気いっぱいの響さんでした。
そして天才の実力を見せつけ、他の実力者を戦意喪失させていました。
天才って怖いね!
※ 1,2巻の感想
昨今、将棋のが有名だけど、将棋界でも同じようなことがおこっているんでしょうか。
こいつやべー!俺も引退するしかないわぁ…
みたいな感じ何でしょうか。
ポイント
僕的ポイントをあげます。今回は1点。少ない!
天才の影響を受けた人は、「次」どう動くか
僕的最大の見所であるリカ先輩ですが、さらに闇落ちしていく結果となりました。
僕の中ではリカ先輩の方が主人公になってます。
響はある意味自分勝手に振舞って行動しているだけ。なので響の行動は台風みたいなもので、そこばっかりに注目していたらこの漫画はただの頭がおかしい天才が騒いでいる物語になってしまう。
まあ、ある意味響の行動もある意味まっすぐですから、自分を貫いて行動している姿はかっこいいです。自分の好きをどこまでも貫いていけることはとってもすごいことです。それでも行動はさすがにやりすぎですが。
4巻時点で今のところ響の成長はほとんど感じられません。なので響の行動だけ見ていてもこの話は退屈です。なので響を見て周りがどういう行動を見せるのかって部分がこの漫画の面白いとこだと思います。1,2巻の感想でも書いたけど、この漫画は天才の影響力って部分がキモですね。
1,2巻で登場した無名の小説家や、2巻のラストで蹴り飛ばされた人、ゴリラ先生など、天才を見てどう行動を変えていっているかって部分は面白いです。諦める人もいれば、心機一転して行動する人もいる、そしてゴリラ先生みたいにあまり態度を変えない人もいる。ちょっと響を持ち上げすぎなので、響の心理的な成長のための鍵となる話とか入るといいなー。
そんな中で響の影響の中心にいるのがでリカ先輩でしょう。
はるかに実力があって天才な人である響をみて自分の実力を常に認識せざるおえない状況にリカ先輩は置かれている。同じ学校で同じ出版社で同じ編集担当ですし。そして事あるごとに他人からの言動から響との差を感じてショックを受けている。リカ先輩も実力がないわけじゃない。けれどもそれだけ響の実力が圧倒的だからその差を感じないではいられない。
それでもリカ先輩がやり続けられるかどうかっていうところが結構重要なのかな。リカ先輩はどういう選択をするんでしょうか。4巻のラストで圧倒的な実力の差を示されたその後が気になります。闇落ちするのか、それとも実力の差がわかっていても小説を書き続けられるのか。そこが楽しみです。
最後に
それとサブタイトルにある「小説家になる方法」が未だにわかりませーん。
天才になることですか(笑)
それを知る時が来ることを切に願っています。
そして
5巻だけ買ったのだれだよ!
こんどは3,4巻しか買えなかったよ…
とにかく続きが楽しみです。
それではー