物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

ゼロから始めるオクテ男子愛され講座 (2016) 「恋人を作る前に、そもそも友達いますか?」

ゼロから始める オクテ男子愛され講座

 
評価:★★★★☆(星4.5つ)
 
オクテ男子に彼女を作るための方法書いてあった。内容は同一作者の前作「モテるオタクになる恋愛ガイド モタク」と同じ。今回はオタクではなく一般向けに書かれた本。内容はモタクの最新アップデート版って感じでした。
 

 

モタク モテるオタクになる恋愛ガイド

 
 
モタクの構成が
  1. 恋愛編 ~恋人ができるまで~
  2. セックス編
 
なんだけど、今回の本は恋愛の部分を詳細に書いた本だった。それに値段もモタクの半額。なのでモタクと迷ってる人はこっちを買えばいい。それにモタクよりも新しいし。セックス編が気になる人は、同じ著者が書いている「オクテ男子のための恋愛ゼミナール」をおすすめします。モタクも書いてあるけど、こっちの方が安いし、新しい。
 

 

オクテ男子のための恋愛ゼミナール

オクテ男子のための恋愛ゼミナール

 

 

 
 
そんな感じなので、書いてある内容はモタクを読んでいるならば、既視感のある内容しかない。モタクを読んだ僕は前半はさらっと読んどきました。モタクの内容はこっちに感想を書いたのでこっちでどうぞ。この本の内容と根本は同じです。
 
 
そんな感じで読んで言ったら、最後の章にとんでもない内容があるじゃないですか。
 
 
 
STEP12 友達を作る5つのコツ
 
 
 
読んで見たら、
 
 
 
 
 
いやいやいや・・・・
 
 
 
 
むしろSTEP1だよぉぉ!!!!
 
 
 
 
 
恋愛本の感想なのに感動したのは友達の作り方でした。
 
 
 
 
一応、STEP1~11を軽くまとめておく。たいていの人はこっちが気になるはずだし、何も書かないでおくのも本の主題から外れてしまうからね。
 
 
  1. 服とか髪とか清潔な見た目を手にいれる。
  2. 女性がよろこぶ、楽しい会話のやり方を磨く
  3. デートの誘い方を学ぶ
  4. オフ会や婚活パーティーに参加して実践する

 

 

みたいな感じでした。さっきも書いたけど、モタクとほぼ同じです。
すぐにできる内容が多いし、実践を重視しているところも良かったです。
 
 
 
 
それじゃ恋愛はそんな感じ。
以下、STEP12友達を作る5つのコツ・感想を詳しく述べる。
 
 
 
 
 

友達の作り方

この内容はモタクには書いてない。
 
 
 
現代人のための友達の作り方を教えてくれる章になっている。
 
 
 
 
内容を簡単に言えば、
 
 
恋人を作る前に、そもそもお前は友達いるか?
 
 
って内容だった。
 
 
 
 
確かになー。恋人って友達の延長だから、友達作れない人は恋人なんかできない。モタクを読んだ時に、オタクの恋愛に対するメンタルを矯正するところもかなり簡単な部分から書いてあるなって思った。けれどもこれはその先を行っていた。僕も友達はいなくはないけど、たくさんと自慢できるほどはいない。最近はもっと欲しいと思って毎日どうしようか考えていたくらいだ。まさか恋愛の本を読んでる時に友達の作り方を学ぶとは思わなかったぜ・・・
 
 
 
 
以下の項目を見た時に「確かにコレやったことないな」ってすごい納得した。
  1. 自分から誘う
  2. 社交的な人と繋がる
  3. タコ足配線でつながる
  4. 親しき仲こそ礼儀あり
  5. 好かれるよりも、好きになる
 
なので次から1つづつ見ていきます。 
 
 
 

自分から誘う

「友達の多い人=愉快で魅力的な人気者」と思われがちですが「友達の多い人=自分から誘う人」なのです。
 
 
(中略)
 
 
 
"誘われ待ち"状態で「誰も誘ってくれない、自分は友達が少ない」と嘆くのは、何も行動せず「誰も告白してくれない、自分はモテない」と嘆くことと同じこと。
 
 
 
また会いたいと思ったら、ゴチャゴチャ考えずさくっと自分から誘う。それが友達を作る一番のコツです。

 

 
 
これが一番ビビッときた。確かに自分から誘ったことなんてほとんどないわ。友達が多い人と比較しても、確かにヤツラは誘っているぞ。
 
 
 
でも、誘うと断られるのが少し怖いと感じる時がある。けどその部分に関して筆者は
 
 
だから「自分から誘ってばっかり」とか「誘って断られたらヘコむな」とか気にせず、どんどん自分から誘いましょう。そのうち誘うのに慣れてきて、気づけば友達が増えています。
 
 
 
 
ちなみに私なんて50回中49回は自分から誘っています。友人曰く「アルから誘ってくれると思って甘えてるの、エヘ」エヘじゃないっつの。まあ重要なのは「どっちから誘うか」じゃなく「一緒にいて楽しいか」ですからね。

 

 

 
当たり前ですけど、相手の都合や気分もありますからね。来なくてもそりゃ当然という心持ちで誘うといいですよ。ちなみに僕はこれを読み終わった後に練習として、すぐに仲のいい友達に対してラーメン誘ってみました。そのラーメンはいつもより美味しかった気がしました。
 
 
 
 
 
 

社交的な人と繋がる

「友達の友達はみな友達だ」と古のタモリが言ってましたが、社交的で友達の多い人とつながると人間関係の輪が広がります。
 
 
 
広がればいいってもんでもないですが、知り合う母数が多い方が気の合う人も見つけやすいもの。
 
 
 
社交的な人は、やれ新年会だ忘年会だバーベキューだと人を集めるのが好きだし、人と人を繋げることが好きなのです。

 

 
どうしてコミュ障の僕に友達がいたんだろうと考えた時に、当てはまった理由がこれでした。小学校は置いておいても、中学・高校・大学で友達ができた理由ってたまたま社交的な人と繋がったからなんですよね。
 
 
僕が喋んなくても、その人が勝手に話題を振ってくれるからその人を自然と通して友達ができていました。なので「社交的な人と繋がる」っていうのはマジで真理です。
 
 
 
最終的には自分が社交的な人になれたらいいですよね。
 
 
 
 
 
 

タコ足配線で繋がる

友達は恋人と違って、何人作っても大丈夫。
 
 
 
たまにお茶する人・ランチする人・飲みに行く人・趣味の合う人・バカ話ができる人・相談できる人・・・・・といろんな友達がいて"ゆるーくつながる"ほうが長続きしやすいのです。
 
 
 
逆に「唯一無二の親友こそベスト」的な思想にハマると、友達はできにくい。
 
 
 
そもそも親友はなろうとしてもなるものじゃなく、気づけば長い付き合いで親友になっていた、というもの。初対面で「今日からあたしたち腹心の友よ!」「がってん承知よ、アン!」みたいなのは世界名作劇場の話です。

 

 
 
これは「自分から誘う」ができた後に”ゆるーくつながる”ことを意識して行動すればいいんだと思います。繋がっても、途切れる関係もかなりありますしね。
 
 
 
僕的に親友は「今の場所を離れても付き合っていけるか」ってのが鍵。わかりやすく言えば、中学・高校などを卒業した後も付き合っていけるのが親友だと思っている。ちなみ僕はに高校を卒業した後に高校の友達のうち、定期的に会う友達や先輩などの人数は10人いません。5人くらいかなー。みなさんはどうですか。僕のは参考までにどうぞ。
 
 
 
 
 
 

親しき中にも礼儀あり

「気を使わず本音でぶつかれるのが友達」とJポップの歌詞なんかにありますが、友達にこそ気をつかうべきです。
 
 
 
友達に向かって「モテたいならもっと痩せれば?」なんて言わないし、それを言うのが真の友情ってわけじゃない。
 
 
 
大切な人は大切にすること、気づかいと思いやりを持って接すること。これはすべての人間関係の基本です。

 

 
 
いくら友達でも言っていいことと悪いことがありますからね。飲み会とかで自分の悪口を堂々と目の前で言ってくる人はギャグとわかってもきついからな・・・。
 
 
 
まあさらっと注意したらやめてくれましたけどね。なので嫌なことははっきり嫌って言えばいい。それでも言ってくるならおそらくきっとそいつはバカです。
 
 
 
 
 
 
 
 

好かれるよりも好きになる

「自分を好きになって! 興味をもって! 魅力や美点に気づいて!」みたいな人は、自分のことばっか考えている自意識過剰の中二病っぽいタイプが多くて面倒くさいから。ちょっと言いすぎかもしれないけど、まあそうなんですよ。
 
 
 
逆に「相手の魅力や美点を見つけよう、興味をもとう」とする人は友達ができます。それは相手が嬉しいと思うことをしているから。
 
 
 
なにより、人間は自分に興味をもとうとしない相手に興味をもちません。
 
 
 
自称非モテの男女から<今まで一度も告白されたことがありません><異性から好かれたことがありません>とメールをよくもらいますが「あなたは誰かを好きになったことはあるの?」と聞きたくなります。
 
 
 
 
人は相手を好きだからこそ「もっと知りたい、仲良くなりたい、そのためにはどうすればいいだろう?」と考えて努力するもの。それは友達関係も同じです。好かれることばかり考えず、自分から好きになってみましょう。

 

 
 
興味がない人を好きになるのなんか無理。興味がない本を頑張って読めって言われても途中でそっと閉じる。興味がない授業を真面目に聞けと言われても寝る。つまらないゲームはクリアできない。それと一緒かな。
 
相手を好きになる前に、まず自分が好きになる。まずは自分から相手に興味を持っていきたいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 

最後に

恋愛よりも、友達の作り方に感動してしまった。
 
 
 
こういう当たり前のことって学校じゃ教えてくれない。学校で教えるならば、友達の作り方というより、人間関係の築き方みたいな感じになるのかな。道徳の授業とかで教えればいいのにな。
 
 
 
教科書みたいなつまらない教材を読むよりこの本読ませた方が効果的じゃないのか・・・
 
 
 

僕は友達が少ない (MF文庫J)

 
 
読んでいる最中にこれを思い出した。
 
 
 
このアニメは見たことないけど、いい機会だし見てみるか。
 
 
 
 
恋人を作る前に、まず友達を作るための行動ができているか。その上で女の子と親密になる方法としてこの本の前半部分を読むことが大事。友達をすっとばして恋人なんて作った人いないですからね。そんなのは許嫁が出てくる系のアニメや漫画でしか見たことありません。
 
 
 
恋愛の方はあまり詳しく書きませんでしたけど、ちゃんと良かったですよ。
モタクの内容を整理してわかりやすくまとめた感じが良いです。いい復習になりました。
 
 
 
 
友達の作り方の本もたくさんあるのかと思ったら、そうでもなかった。
10冊あるかないかくらいだった。
 
 
 
気になる人はAmazonで「友達 作り方」で検索してね。
 
 
 
それではー
 

 

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