リングフィットアドベンチャー (2019年) 感想 「これはゲームではなくフィットネスツール」
評価: ★★★★★ (星5つ)
リングフィットをクリアしたので簡単に感想をまとめておく。
クリアまでは118日、58時間、最終的な運動強度は30でした。
経緯
体は鍛えたかったのでジムに行こうとは思っていたけど、行くこと自体がめんどくさいし、使いたい器具が好きに使える訳ではないので、色々めんどくさかった。そんな中コロナが始まったため、完全に行く理由がなくなった。
ちょうどその辺りではリングフィットの有用性が示されていた時期だったので、在宅で家にいる時間が長いこともあり購入を決めた。とはいえ抽選販売が行われていてすぐには手に入らなかった。買えたのは6月で、届いたのは7月だった。
正しいやり方の運動を自宅でできる
ジムに行ってみようかなと思う人はまずはリングフィットから始めるべき、と行ってもいいほど良い運動になる。実際、週1でジムに行っていた頃よりもちゃんと鍛えられている自覚がある。
ジムに毎日行くのは難しいけど、家にあるリングフィットをやるのはジムよりはハードルが低い。何事も毎日の積み重ねが大切なので、この差は大きかった。
またジムに行ってもライザップみたいに個人指導ではないので、結局は自分の主観で正しいかどうかわからない運動を自分なりの方法でやるしか選択肢はない。従業員がちょっとやり方を教えてくれるということはあるかもしれないが。
そういう意味ではリングフィットはゲーム自体が正しい運動を提示して、常に運動の正しさを監視してくれる。なのでリングフィットに沿って運動していれば自然と体が鍛えられていくことになる。どの運動が正しいか、どうやったらいいかという問題を全て解決してくれる。これが本当に大きい。
加えてやった運動の計測をしてくれる。どのくらい運動したか、どの運動を何回やったのか、全て計測してくれる。そのため自分がどれだけ積み重ねてきたかがすごくわかる。自分はゲームをやっていて、〇〇をやった回数: ◯回 みたいなページを見るのが好きだったので、現実でこれを再現してくれるのは嬉しい。技術の進化というか、記録することの大切さってこういうことなんだなと実感した。
リングフィットの成果としては、運動したおかげでたまに出社するときの電車で立っていてもほとんど疲れなくなったし、歩くときも背筋や腹筋がが伸びている感じがして歩いていて気持ちが良い。ジムに行くストレスもないのでものすごく快適だった。
敵がいることの重要性
自分は基本的にワールドをやっていた。カスタムはやっていない。
というのもカスタムよりワールドの方がどのくらいやったかがわかりやすいので、モチベーションの維持が簡単だった。また今いるワールドの数字がそのまま自分がどれくらい運動したかの証なので、積み重ねていく楽しさがあった。
また敵がいることによって、「相手が赤だから赤をやるか」とやる運動が固定化されず、いい感じにランダムになるので、マンネリ化することも少なかった。
それに自分は敵が倒れても運動を続ける設定だったので、敵の体力がちょっとだけ残ると、もう一回別の運動をしないとならなくなる。なのでgoodが出ないようにちゃんとやろうとするので、自然と追い込めた。
カスタムだと相手はロボットで属性は関係ないし、運動は固定になりがちで、回数だけこなせばいいのであまり続かなかった。現実だとただ回数をこなすしか考えることがなかったので、こちらの方がやっている感は大きかった。
現実のジムでリングフィットのノウハウをジムでも取り入れてくれたら、いいのになと思う。やり方によってgoodとかbestとか出て、やった回数、やった運動ははアプリ上で確認できる的なジムが欲しい。
気になった点
リングフィットアドベンチャーはとても素晴らしいゲーム・フィットネスツールなのだけど、気になる部分もあったでまとめておく。
1. 回復技の運動をする機会が少ない
レベルが上がっていくと防御力が上がってダメージを対してくらわなくなる。また装備を固めると、ほぼ相手からのダメージを受けない。なので回復技を使う機会はほぼない。やりたい運動はあるのにワールドではやることはないのが辛かった。
なので回復技を使わざるおえない状態とかがあると面白かったかもしれない。回復技でしかダメージが与えられない敵とかがいると使う機会が生まれるので、回復技にも意味があったのかなと思う。
そのため、普通にプレイしていれば回復技は使わない。けれど回復技の運動もやりたいので、最近は無理やり回復する機会を作るために防御力を上げるの装備は外している。
ある意味縛りプレイだけど、これをすると割といい感じに体力を減ってくれるので攻撃をしっかり受けないと死ぬようになる。回復も欠かせなくなったのでちょうどよくなった。
2. 一部ゲームがストレスがたまる。
ゲームの運動自体はよかった。だけど、ワールドのミッションで完璧を求めるものがやたらと多くてストレスが溜まった。というのも、ミニゲームに対するリングコンの動作判定がざっくりなのでうまく反応しないこと、反応しても誤作動が多かったので、あまり面白くなかった。
あと自分だけだと思うが、ミニゲームはどうしても点数を取ろうと思ってしまうため運動の正確さは二の次になってしまいがちだった。なのでミッションやステージのミニゲームは1回はクリアしたが、積極的にミニゲームをやることはなかった。
2週目はそんな無茶なミッションが全部なくなるのでストレスフリーになった。
リングフィットの次はどうするか
クリアはしたけどまだリングフィットで苦手な運動ややれていない運動があるのでもうしばらく鍛えていく予定。どうやら3週目まではあるようなので先はまだあるらしい。
だけど一生リングフィットをやり続ける訳ではないはずので、リングフィットの次のステージを考える必要はある。リングフィットではあくまで自宅でできるフィットネスなので、体を絞れてもムキムキになるのはまず無理。
とはいえジムに行って正しい運動ができるとは思えないので、まずは正しい運動を習慣化させるために指導してくれる所にいく必要があるはず。とはいえジムにいくこと自体がめんどくさかったので、続けられるとは思えない・・・といろんなジレンマがある。
今考えているのは運動強度30では満足できなくなってきたので、腕や足におもりをつけてプレイすることを考えている。もしくはリングフィットではなく自宅でできるムキムキに向けた運動に向けて方法を検討している。
リングフィット2が出てきたら間違いなく買うだろうけど。前述のとおり運動強度30では満足できない体になりつつあるので、発売の際にはもっと強力な運動ができるようになっていると嬉しい。
他の手段といえばリングフィットと双璧をなしていたフィットボクシングがある。12月にフィットボクシング2が出るようなので、リングフィットに飽きてきたタイミングで買ってみようと思う。
未来のことはわからないけど、ひとまずはこのままリングフィットを続けて行きます。
リングフィットのアイテム
ストレッチマットはこれを使った。響かないように一番厚いものを買った。大きさもそこそこなので、特に問題なかったです。
データについて
GoogleSpreadSheetで記録しているのだが、合計運動時間や消費カロリーが表示と計算が合っていない。ワールドと違ってワールド以外では運動時間が個別に計算されていないので、それが抜けているというくらいしか考えられないけど。メモの取り間違いではすまないくらいの誤差が出ているので、これは任天堂に聞いてみたいと思った。
あと17日休んだはずなのに、買った日からきっちり118日になっていて本来の101日目と表示されていない。これはリングフィットをずっと起動させていたから計測が打ち切られなかったのか?
データの計測に関しては色々と疑問が残った。
まとめ
リングフィットは運動を始めるための最初の選択肢としてはベストなツール。ゲームではなくあくまでフィットネスツール。ゲームだと思ってやるとおそらく続かない。あくまでフィットネスなので体は引き締まるけど、筋肉ムキムキゴリマッチョにはならない。
色々書いたけど、間違いなくやってよかったです。
2021/06/27 追記
2週目をクリアした。