Fate Grand Orderの思い出 2017 ~2018年(1部~2部3章まで)
1部 ~ 2部5.5章まで終わったのでこれまでの感想を含めて書いていく。というのも今年(2020年)はFGOがつまらなくなってきたので、これ以上だらだら続けるのも時間とお金が無駄になるので自分の思考を整理するためにも自分の中の考えをまとめていく。
プレイ履歴
・2周年の時にプレイ開始
・2部5.5章までクリア済み
2017年7~9月 始めたきっかけ ~ 1部クリアまで
もともと物語が面白い作品が好きで、アニメゲーム問わず見たりプレイすることが趣味。FGOの序章のアニメを見て面白そうだと思って始めた。序章は面白かったけど1部1~4章までの話がつまらなくて4章の途中でプレイをやめた。
その後2018年の2周年で話題になっているのを見て、1回目のデータを消してもう一度やり始めた。もう一回やると1~4章までは引き続き苦痛だったけど、6章から面白くなるというのを聞いてそこまでは頑張ろうと思った。
よく読めば1章のアマデウスとマシュの対話のシーンなど光る部分はあった。2章4章は特に思い出がない。サーヴァントを登場させてもすぐに使い捨てられるのでシナリオとしてはかなり苦痛だった。全体的にシナリオが面白くなってきたかな? というのは5章からだった。
6章からはさすが奈須きのこというか、全体的にベディヴィエールの話としてまとまってちゃんとした1本の作品になっていた。加えてマシュが大きく成長する章でもあるので、FGOの物語としての意味も大きかった。
またホームズが登場して1部以降の話も匂わせてくるので、終始ワクワクしたのを覚えている。FGOの物語を進めつつも、6章としての話も完成している。まさにこれが見たかったと思わせるシナリオだった。
逆に7章はFGOの物語としては薄かった。マシュとしての成長は6章の時点で終わっている。逆に1部のメインストーリーであるマシュの話が終わっているからこそ、7章はFGOの物語の比率が少なく7章としての物語の密度が高くなっているのだろう。序盤はひたすらにのほほんとしている。だけど前半の平和があるから、後半の絶望が際立っていた。
そして終章。ある意味FGOの物語の終着点。いずれ終わる命なら、今ここで滅びろ。そう言うゲーティアに対してどういう答えを突きつけるか。
それこそが序章から7章までの物語の意味であり、マシュの役割なのだと思う。人工生命体で寿命も短く、カルデアの外にも出られない。世界を知らないマシュが、レイシフトを通して現地の多くの英霊や人物と交流することで得た結論がとても良い。6章で獅子王にマシュが言った言葉が、マシュの結論なんだろう。
終わりは無意味なものではないのです。命は先に続くもの、その場かぎりのものではなく。
いつまでも、いつまでも多くのものが失われても、広く広く繋がっていくものなのです。
そして色彩の歌詞もここで意味を持ってくるのだろう。
いつかは失うと知っているから、当たり前の日々はなによりも美しい。
命の限界を誰よりも知っているマシュが、世界を旅することで命の価値を知る。
多くの悲しみを見たゲーティアに対して対抗していいのはマシュしかいなかったのだろう。
序盤のストーリーは確かに辛かったけど、6、7、終章と完成度が高い物語が見れてとても満足できた。
1部のバトルについて
再開してからは2ヶ月くらいで1部をクリアできた。
まず星5が1体もいなくてバトルがめちゃくちゃ辛かった。話が読みたいのにバトルがクリアできなくて悔しかった。星4以下でよくクリアできたなと自分を褒めたいが、がむしゃらに戦いすぎて詳細をあまり覚えていない。
ストーリーで令呪や石のコンティニューはさすがに反則すぎたので使ってないはず。そうならばゲーティアとかどうやって倒したのだろうか。
主戦力は夏イベントで無理やり入手した水着イシュタル、ガチャで引けた水着ニトクリス、そして序盤からいるマシュ、そしてフレンドのマーリンだった。水着ニトクリスはタゲ集中に加えて防御がめちゃくちゃ硬いのでけっこう役に立った記憶がある。
下の画像はどこの時点かわからないがメインと書いてあるので、おそらくこれが主戦力だったはず。スキル上げの微妙さに初心者感が出ている。
正直お話どころではないレベルでバトルが辛かったので、1年後くらいに別アカウントでお話を読み返した。その時はフレンドの強キャラと自陣のゲオルギウス、レオニダス、初回で出たデオンでひたすらフレンドを介護してやっていた。
2017年10月~12月
1部をクリアしたあとの話。主に1.5部とガチャの思い出
初めての星5はマーリンだった。偶然開催していた1000万DL記念で呼符できた。マーリンが強いのは知っていたけど、当時は限定とかそういう概念をわかっていなかったので、どのくらい貴重かわからなかった。
人理修復の間は星5がいなかったので、とにかく星5でて嬉しかった。だけど呼符で出てしまったので、引いたぜ!という印象は薄かった。ちゃんと引いて嬉しかったのは武蔵(セイバー)のピックアップだった。こちらは10蓮召喚で出た。なので感動としてはこっちが大きかった。ついでに星4の巴御前も出たので余計に印象に残っている。武蔵と巴御前はこの思い出が大きかったので聖杯を入れて100レベ金フォウマックスにしてある。
ガチャで武蔵は引けたけど、流石に英霊剣豪では敵が強すぎてここで完全に積んだ。令呪を使ったとしても勝てるとは思えなかった。その後色々育成しまくったらセイレムではなんとか自陣の戦力だけで突破できるようになったので、その時に普段から育てていないとストーリーを読むどころではなくなるのだなと気づいた。
この辺りで1部が終わったので、イベントにも集中できるようになった。最初にまともにやれたイベントは確かハロウィン2016復刻だった。微妙に礼装のレベルが50まで上げてある勇者エリちゃんの礼装を見ると、今でもその時のことを思い出す。
その後のハロウィン2017で入手できたメカエリチャンが大きな戦力になった。前述の通りまともに星5もいなかったので、複数にタイプ相性がいいアルターエゴはものすごく便利だった。セイレムもメカエリチャンがいなかったクリアはまず無理だった。今思えば、水着イシュタルやメカエリチャンなど配布キャラは初心者にとってめちゃくちゃありがたい存在なんだなと実感する。
その後の冥界のメリークリスマスはバビロニアをやったあとだったのでストーリーは楽しめた。そして初めてボックスガチャの周回をやったけど、最高率の敵の体力が多すぎて力尽きた。確かHP40万のセイバーとかなので、これは流石にきつかった。
その後すぐに2部序章が始まったので、2部からはリアルタイムで追えるようになった。
2017年まとめ
2017年は1年間の間にFGOを初めてやめて、もう一回初めて最後までやりきった年だった。この後に実装された好きなサーヴァントを1体はレベルマックスにできるという施策が当時からあったらもう少し楽だったのかもしれない。
2018年(2部1章 ~ 2部3章)
この年が一番楽しんでいた。今思えば3~4ヶ月で質の高いメインストーリーが更新されていたなんて信じられない。
この頃に戻ってほしい。
1~3月
初めての福袋はニコラテスラだった。美少女を期待していたのにおっさんだったのでかなりがっかりした。だけどテスラはNPチャージ50%を持っていたので、主に周回でめちゃくちゃ助かった。
戦力が乏しかったので意識しなくても使用回数が多かったので、どんどん絆が溜まっていった。当時の周回はシステム周回がメインではなく、加えてバスター環境だったのでテスラはかなり使いやすかった。
その後のバレンタインでえっちゃんがお気に入りになったのもいい思い出だった。クール系のキャラは好きなのでえっちゃんは自分の嗜好にぴったりとはまった。引いた当時はそこまで便利ではなかったけど、後のスカディのおかげでレイドでは最強になった。
2部1章 ~ 2部2章
4月には2部1章が実装された。この章は今でも2部の中では一番面白いと思っている。絶望的な状況でそれでも前に進まないといけない。雪国の過酷な環境でそれでも生きている獣人達。自分の世界を助けるにはこの世界を滅ぼさないといけないという状況が最高に面白かった。この頃は戦力も不足している部分があるけど、なんとか工夫しながら突破できるという状態だった。ある意味自分の状態とゲームの難易度のバランスが整っていてプレイしていて楽しかった。
6月あたりに水着2017の復刻があった。昨年はゲームを始めたばかりだったのでイベントを進めるだけでも一苦労。イシュタルをゲットするために高難易度では石を割って倒す、など無理やり攻略していた。だけど1年たってからやるとそこまで苦労はせず、ボスもコンテニューなしで倒せたので、自分の成長が感じられて気持ちがよかった。
今では水着イシュタルも水着ニトクリスもほとんど使わないけど、この2体は思い出深い。特に水着イシュタルは勝手に絆10になっていたので間違いなくめちゃくちゃ使ったのだろう。自分以外にも1人1人にストーリー攻略の思い出があって、おそらく始めた時期によってお世話になったサーヴァントが違うのはずなので、それはとても面白いと思う。こういう話はもっと聞いてみたい。
2部2章はそれほど待たずにきたイメージがある。実際に間隔が3ヶ月なので2019年2020年の更新速度からすると奇跡みたいな速さだ。
北欧は同じ雪国だったけど、過酷さの度合いがロシアとは違う方向で振り切っていたのが面白かった。寒さではなく消えることがない炎のせいで人々が繁栄できなくなってしまい、成長が頭打ちになった世界。異聞体の王もここでは味方ではないけど敵でもない状況で、協力してスルトを倒しているのが面白かった。特に最後のスカディの部分が印象に残っている。この世界はこれから始まるのだから、お前達に負けるわけにはいかないという部分。世界を守る王の気概というか、意思が感じられてとてもかっこよかった。
3周年イベント
その後3周年のイベントは友人と2人で行った。めちゃくちゃ混雑していたけど優先入場券が当たったので、人が入ってくる前に一通り見て回れた。3周年生放送は現場にいたけど、バビロニアのアニメ化発表で会場がどよめいたのはとても印象に残っている。
その後友人と一緒にスカディを引いたけど全く出なかった。友人はスカディピックアップの時にエレナが出たので、テンションがめちゃくちゃ下がっていたのも面白かった。私はその時にスカディの重要さがわかっていなかったので引かなかったけど、その後のクイック環境でものすごく悔しかったのはよく覚えている。その時にFGOで大切なのはアタッカーではなくサポーターなのだと気づいた。なので5周年のキャスターアルトリアの時にこいつはぶっ壊れだとすぐに気づいて適切に石を使うことができた。
福袋はランサーアルトリアが出た。NPチャージ50%は嬉しかったけど、宝具1では宝具威力がかなり悲しかったのであまり使うことはなかった。
FGOアーケードについて
この辺りにFGOアーケードが稼働された。今の環境はわからないけどゲーム性自体は面白かった。ゲームセンターでゲームはあまりやったことはなかったけど、操作がシンプルだしキャラクターについては知っていたのでプレイするためのハードルは低かった。普段は2Dなので3Dで自由に動かせる感動は大きかった。だけどその感動を吹き飛ばすくらい育成システムとガチャが悪かった。
そもそもゲームでサーヴァントを使うためには本家と同じくサーヴァントが追加されるたびに召喚する必要があった。使いたいサーヴァントがいた場合は毎回お金で召喚させないとダメだった。この時点で何かがおかしかった。
そしてサーヴァントが引けたとしても、メインコンテンツである全国対戦(グレイルウォー)で戦うためにはサーヴァントを育成する必要があった。。育てていないと全く対戦では勝負にならないのでこれは必須だった。だけどFGO本家と同じく育成するための素材と種火が全く落ちないので、育成をするためにはただひたすらCPUを殴り続ける作業をする必要があった。1体最終再臨させるためだけにも何千円も必要だったはず。今は多少は改善されたという話は聞いているが、今はどうなのだろうか。
当時に取った画面。どの時点かはわからないけど、序盤はこのメンバーでよく戦っていた。全員を育てるのは無理だったので気に入ったサーヴァントから育てていた。結局最終再臨のレベルマックスまで育てたのはエリちゃんだけだった気がする。
召喚するために金がかかり、育成するのに金と時間がかかり、これを必要な戦力が揃うまで繰り返す必要があった。そこまで頑張ってやっとメインコンテンツであるグレイルウォーをやる資格を得る。この作業はさすがに辛すぎた。なので稼働開始後の1ヶ月くらい、だいたい初めてのギルガメッシュピックアップあたりでやめた。
3Dのサーヴァントを動かせること自体はとても良いのでPS4・PS5あたりに移植してほしい。移植されたときには自宅でプレイなので育成要素はそのままでもいいけど、ガチャゲーになるのはやめてほしい。だけど今までのFGOの流れからすると基本無料でサーヴァントはガチャで追加という風になりそうな気がしてならない。
2部3章
その後の11月あたりに2部3章が実装された。この章も割と好き。ロシアや北欧ほどの過酷さはないけれど、過酷とは逆でうまくいきすぎてしまったが故に未来が収束してしまったというのがまた面白い。とても平和な世界なので、この世界をぶっ壊していいものかと言う葛藤がある。この世界の方が正しいのなら道を譲るべきなのこちら(汎人類史)かもしれない、的な発言が印象に残っている。おそらくスパルタクスが言っていたはず。バーサーカーならではのはっきりした意見がかっこいい。
実際SINの世界では薬で安楽死させたり、知識を人々に与えなかったりはしていたけど、住民たちは特に不満は持っていなかった。ある意味主人公たちが来なければ一生平和だったはず。主人公たちの倫理観ではおかしいかもしれないけど、あの世界では全く問題がなかった。なので自分は今でも主人公たちの行動が完全に正しいとは思っていない。とはいえ自分たちの世界を滅ぼされるわけにはいかないので、なんとか行動するための理由を見つけてSINを倒しにかかるのもわかる。
自分たちにも正義があり、異聞帯にも正義がある。自分の世界と相手の世界を常に比較していずれどこかの異聞帯で相手の世界の方が正しいのだとわかったら、その時は始皇帝のように世界を受け渡す覚悟を主人公側も持たないといけないのかなと思った。
個人的にはそれが5章のギリシャ(アトランティス・オリュンポス)なのだと思っていた。アトランティスでは神から見た人々に対する感覚と人々から見た神のイメージなどある程度の世界観は描かれていた。だけど肝心のオリュンポスでは現地の生活の様子や異聞帯の正しさを描かれることは少なかった。デメテル、アフロディーテ、ゼウスなど神々がみんな個人的な思いで暴れ回っていたので小物感満載だった。確かに簡単に人を滅ぼすのは主人公側の倫理観からみたら悪いけど、そこはギリシャ側の正義が描かれていて欲しかった。ただ神を順番に倒すだけのストーリーになっただけなのはとても残念だった。
話は戻って2部3章のバトルについて。この辺りは確か敵のクリティカルが高すぎて防御アップどころかクラス相性でさえも機能しなくなってきた時期だったはず。個人的に「クリティカルの暴力」って呼んでいた。高難易度にもクリティカル威力が高い敵が多くて、その後だんだん減っていった印象がある。ゲーム性が崩壊しかかっていたので運営もさすがにやめたのだろうか。
10~12月
メインストーリーは面白かったけど、10月の鬼ランドや12月のサンバのクリスマスあたりでイベントストーリーがつまらなかった。鬼ランドは雑なカップリングの出演や、やっちゃえバーサーカーの部分が無理だった。とりあえずこう言わせてけば、このカップリングを出しとけばいいだろという雰囲気が好きではなかった。
おそらくこの辺りで1年はやっているので、イベントストーリーのパターン的なものがわかってきたからだと思う。前半はギャグだけど、後半になるにつれてシリアスになって、なんかいい話で終わる。そんな流れがパターン化してきたのを感じ取ったのだろう。当時はシリアスはシリアス、ギャグはギャグで通してほしいと思っていた。
サンバはキン肉マンのパロディがしつこすぎて拒否反応がでた。飲み会で周りが盛り上がっているのに、自分が知らない話題を振り続けられている感覚があった。
2018まとめ
2018年は最後に違和感はあったけど大部分ははメインストーリーもイベントも楽しんでイベントも参加していたので、おそらくこの時期が一番純粋にFGOを楽しんでいた。まさかここが頂点で、その後FGOの更新が牛歩になるとは思ってなかった。
2019年に続く。