物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

Fate Grand Orderの思い出 2019年

2019年(2部3.5章大奥 ~ 2部5章前半)

2019年は虚無が目立ってきた年だった。ここら辺から退屈や不満を感じるようになった。あとFGOにも慣れてきたせいでガチャも些細なきっかけで回すようになってしまったため、一番課金した年でもあった。

 

今回の内容は以下の続きですが、別に読まなくても問題はないはず。

 


1~3月

正月の福袋は土方だった。2018年がテスラだったので2年連続おっさんだった。今年もおっさんか・・・と2年連続でがっかりした。とはいえ土方もHPを減らすことで強引に敵をぶっ飛ばすことができるので、そこそこ使う場面があった。

 

またFGOで初めての正月イベントがあった。これもさすが奈須きのこシナリオと言うだけあって面白かった。紅閻魔もすんなり出てきてくれたので、土方のショックは相殺された。

 

またこの時に玉藻のピックアップがあった。玉藻は2018年にフレンドから借りてアーツが回りまくるのが面白くて取っておきたかった。無料石と福袋の課金分で出たのはよかった。だけどのちのプリズマコーズイベントの時にイリヤのすり抜けで玉藻が出た時は流石に勿体無い気分になった。とはいえ玉藻の宝具2は回復量が増えるので、今思えばよかったのだと思う。けどすり抜けはやっぱり勿体無い感じがするので、これ以来恒常サーヴァントは狙わないようになった。

 

1~3月にあったプリズマコーズやCCCといった復刻は初めての参加だったので、ここら辺の時期は忙しかった。CCCはPSPでやっていたので、同じBGMが流れたり、リップやメルトキアラといった懐かしいサーヴァントにも会えて楽しかった。キングプロテアは狙ったけど出なかったので、引くのは復刻まで待つことになった。

 

4~5月

復刻が続き4月が見えてきた頃、いつもの感覚的にはそろそろ4章がくると思っていた。3月末に生放送があり、その時に発表されたのが3.5章に当たる大奥のイベントだった。扱い的にはメインストーリーだけど、今考えればやらなくても問題はない。そこそこがっかりしたけど、メインストーリーと言うならばやらないわけにはいかなかった。

 

そして明確に文章に違和感を感じ始めたのはこの大奥からだった。この辺りから桜井さんの文章のクセが受け付けなくなってきたのだろう。それ以降、この桜井さんが書くシナリオを見るたびにストーリーより文章のクセが気になりすぎて内容が入ってこなくなった。

 

剣豪も読み返してみた時に、敵サーヴァントがこのクセが出まくるので内容が頭に入ってこなくなってしまった。一度気が付いてしまったのでもうどうしようもないが、叶うならクセに気が付いていない時代に戻りたい。

 

ゴールデンウィークのコラボは事件簿だった。バルバトスは100本くらい倒した記憶がある。イベントシナリオはあまり記憶に残っていない。それよりメインストーリーは? という気分しかなかった。

 

その後事件簿コラボが終わって4章が実装するまでの6月まではFGOの歴史に残る虚無だった。本当に何もやることがなかった。サービス終了間際のソシャゲくらい何もなかった。おそらくこの時期にやってくれる人はみんな共感してくれるはずだけど、こんなにコンテンツがなくてFGOは大丈夫なのかと心配するくらいの虚無だった。明確な虚無を意識し始めたのはこの時期からだったはず。

 


4章

2部4章の実装は大奥から2ヶ月たった6月で、ストーリー更新まで7ヶ月かかっていた。
評価としては1部の1~4章よりは間違いなく面白い。だけど2部としては下の方かなと感じた。

 

面白い部分では絶対に怪しいと思っていたぺぺさんがずっと仲間で、しかも結局いい人だったという部分はとてもよかった。絶対こいつ最後に裏切るだろと思いながら読んでいたので、そこは素直に衝撃だった。そしてクリプターのサーヴァントは例にもれずものすごくいいやつ。口は悪いけどちゃんとマスターのぺぺのことを信頼して、最後には主人公たちに立ち向かった。

 

4章を通してアシュヴァッターマンは好きになった。宝具演出も星4とは思えないくらいかっこいい。僕は宝具の時の口上が2種類とも好きで、宝具は等速設定にしてある。Twitterに流れてくる宝具動画を何回見ても飽きなかった。宝具の口上を毎回じっくり聞いてしまう。やっぱり宝具演出がかっこよくてストーリーも良いという久しぶりに心に刺さったサーヴァントだった。なので当然聖杯を入れて100までレベルをあげた。

 

と良いところをあげたけど、2部4章自体は2部としてのお話としては若干微妙だった。理由としてはいくつかある。彷徨海についてしばらくたったので危機感がなくなったこと、流石に異聞帯を滅ぼす過程が4回目なので若干パターンみたいなものが見えてしまったこと、2部4章では2部全体関わるような問題があまりなかったことなど、ある意味マンネリというか慣れみたいなものが出てきてしまったのだと思う。

 

あとアルジュナオルタが他の3つの異聞帯の王と比べて小物感があったのが気になった。国を存続させるために獣と融合したイヴァン雷帝ラグナロク後の環境を生き抜くために人口を間引きせざる追えなかったスカディ、地上で唯一の人間となり世界の全てを背負った始皇帝に比べると、かなり王としての格が下がる。リンボにそそのかされて輪廻を繰り返してカルナにやられるアルジュナはよくわからなかった。

 

あとは運営がカルナvsアルジュナがやりたいんだろうなというのが透けて見えちゃっていたのもある。確かに王道ではあるので、刺さる人には刺さるはず。けどカルナvsアルジュナは1部5章で一回やったネタなので、演出が強化されただけな感じがした。

 

とはいえつまらなくはない。引っかかる部分はあったけど普通に楽しめるシナリオではあった。待たされた期間が長かったので期待値が上がっていたこともあるので、若干辛めの評価になってしまったのだと思う。

 


4周年

その後水着復刻の後に4周年イベントがあった。総括すれば4周年のイベントは3周年と比べて内容が劣化していた。

 

良い点としてはフレポにサーヴァントと11連召喚がある。これは間違いなくよかった。ガチャの11連は他のソシャゲで多く取り入れられているので、新鮮さはなかったけど単純に召喚の機会が増えるのは大きい。これを喜ばない人はいない。だけどコマンドカード強化は2020年12月時点でも、ちゃんとやってますよというアピール目的以外では無意味なコンテンツだし、連続出撃はようやくスキップが取り入れられると思って興奮したけど一部の工程が短縮されるだけだったのでものすごいがっかりした。

 

でも流石にアニメ化の発表やスカディの衝撃には勝てないのはしょうがない気もする。加えて2018年は2部が始まって盛り上がっていた時期だけど、2019年は周年前に虚無が目立ちはじめていたので、ゲーム的にもあまり盛り上がれないのも当然。あとは3周年は現地にいたけど、4周年は生放送を見ていただけだったので雰囲気が味わえなかったというバイアスはある。

 

あとたしかバビロニアの0話が公開されていたはず。4周年の1日目には現地の人しか見られなかったので、生放送のコメント欄が荒れて低評価が一気に増えていたのが面白かった。その後アプリで限定公開されて私も見たけど、よく30分であそこまでまとめられたなと思うくらい完成度が高かった。特に0話の終盤の1~6までの特異点の思い出を一気に振り返る部分が一番好きです。ゲームでお話を読んでいた時に読み返した部分が多かったので、やっぱりそこが大事なセリフだったのか、と納得した。個人的にはバビロニアのアニメ全部より、0話の方が完成度が高かった。

 

4周年のラストは謎のパフォーマンスがあったけど、あれは誰得だったのだろうか。象の滑り台だったりこのパフォーマンスにはお金をかける。だけどゲームは虚無が多くなっている状況を考えると、金の使い方を間違えている気がしてならなかった。

 

4周年の最後のお楽しみの福袋はえっちゃんが出た。一度引いていたので宝具2になった。当時は被ったことが残念だった。だけど今思えば宝具1が2体いるよりも宝具2が1体いる方が圧倒的に便利なので、好きなサーヴァントが被って宝具2になったことはなかなかよかった。

 


夏イベント 武蔵の衝撃

武蔵は初期の頃に引いた星5だったので思い入れが深かった。なので4周年で実装されると聞いた時には引くしかないと決めていた。

 

4周年の無料石全部と2万円でなんとか宝具2までできた。結果的にはかなり辛いものだった。1体のサーヴァントにここまで課金したことはなかったので、回している最中もめちゃくちゃ冷や汗が出た。無料石がなければ4万円くらいの出費になっていたはず。2年前までは課金すること自体が馬鹿馬鹿しいと思っていたので、ここまで課金するようになるとは思わなかった。

 

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肝心の武蔵についてだけど、第一再臨,第二再臨は事前に公開されていたので、問題はなかった。むしろいい感じのデザインだったので、気に入っている。第三再臨の武蔵のデザインもまぁまぁ好き。だけど一番宝具演出が本当に合わなかった。

 

どこがダメかといえば、第三再臨の宝具を使う時に顔がアップされるのだけど、その演出とアップになった顔がダサすぎて、使いたくなくなった。水がぶち上がるところまではいいのだけど、そこから変なポーズをした武蔵の全身がうつって、歪んだ顔がアップになる演出が見ていてキツすぎた。再臨姿もいいし、第三再臨の宝具の口上も好きなんだけど、この顔だけが本当にダメだった。この顔面アップを直して欲しくてしょうがない。毎回この顔を見るたびに悲しい気持ちになるので、第三再臨にはこの時以来一回も使っていない。

 

性能的には実装当時はオダチェンを使ってなんとかシステム周回ができるラインだった。当時はクソだとか色々言われいていたけど、5周年でキャスターアルトリアが来たおかげで使いやすさが爆上がりした。キャスターアルトリアの体験クエストで使った時点で、アーツのアイコンがあってNPが配れる時点で、水着武蔵がぶっ壊れになると確信できた。今では周回に欠かせなくなったので2万円の価値はあったのかなと思った。

 

シナリオは全体的に普通だった。水天宮や刑部姫のところはよかった。けどワイバーンの下りとかめちゃくちゃ寒かった。


バビロニアのアニメ

10月あたりでバビロニアのアニメが始まった。一応全て見たけど、なんだかめちゃくちゃ感動した気分にならなかったのはなぜだろうか。確かにバビロニアのストーリーだし、作画もものすごく凝っている。なので良いアニメなのは間違いない。間違いないのだけど、ゲームをやった当時ほどの感動はないのが不思議だった。

 

やっぱりゲームを通してサーヴァントを操作して自分も世界観にはまっていること、1~6章までの積み重ねがあったこと、そして奈須きのこの地の文が大切ということなのだと踏んでいる。あとは主人公の無個性がアニメに合わないというのはあった。終始棒立ちだったし、むしろサーヴァントや現地の人々の活躍の場面を自分の手柄にしていたので、むしろ他のシーンの邪魔をしていたイメージはあった。

 

あとバビロニアのアニメの放送中に牛若丸とレオニダスのモーション変更は絶対にあると思っていた。だけど放送終了まで結局何もなかったのが残念だった。2020年12月現在でもないので、完全にタイミングを逃している気がするのだけどいつするのだろうか。

 

9~11月

ボックスガチャとかセイバーウォーズがあった。セイバーウォーズは生放送の時に配布がないと伝えたら、一気に低評価が増えた部分が記憶にある。だけどイベントシナリオ自体は奈須きのこが書いたというだけあってちゃんと面白かった。

 

イベントでギャグもあるけど、伏線がしっかり貼られていて終始物語を感じられた。やっぱり奈須きのこのシナリオを読みたいからFGOをやっているのだなーと改めて思った。2019年になってからはイベントシナリオはつまらないと思ったらすぐにシナリオを飛ばすようになっていたので、久しぶりにちゃんとFGOを楽しんだ気分だった。

 

その後1800万DLキャンペーンでスカディが復刻したので、この時にちゃんと引いた。けれど凸カレスコを持っていないので、そこまで周回で使った訳ではなかった。今まではスカディの周回をみていいなと思っていたけど、凸カレスコがないと本当の便利さは味わえなかった。

 

5章前半

12月に5章前半が来た。4周年の時にWinterとか書いてあったので最悪2月くらいかと思っていたので予想よりは早かった。けど4章から6ヶ月立っているので十分感覚は空いている。これから半年更新になるのかなーと思ったら2020年はその通りだったので、おそらくこれからは年に2回更新になるのだろう。5.5章を本編と数えたくはないけど。

 

5章前半は2部のストーリーらしく十分面白かった。キリシュタリアはクリプターのボスなので5章を分けることは違和感はなかった。イアソン指揮のもと全員が自分を犠牲にしても海域を突破するのはとても面白かった。特に1部3章と比べてイアソンの印象は大きく変わった。

 

残念なのがエウロペがストーリーに出てこないエウロペを実装して、ストーリーに出てきてバトルがあるのにオデュッセウスの実装がないのが謎だった。おそらく売り上げの問題だとは思うけど、ストーリー重視を売りにしているならそこはオデュッセウスを実装してストーリーにも出して欲しかった。最後にオデュッセウスが出てきたのにバトルでは狼だったのでかなり盛り下がった。

 

過去に感想をメモっていたはずだけど、消えてしまったのであまり深く書けない・・・


2019年まとめ

イベントも少なくなって、メインストーリーの更新も遅くなったのでFGOの虚無が目立った年だった。さすがに2年もやったのでイベントシナリオにも飽きが出てきてモチベーションがなくなってきたのもあって、マイナスの印象が多くなったのだと思う。だけどメインストーリーは面白かったので、やめようとは思ってなかった。

 

なのにガチャで課金した額はこの年が一番多かったが衝撃だった。十万前後なので廃課金とかではないと思うけど・・・やっぱりガチャは気軽に興奮できるコンテンツなのでちょっとほしいと思ったら引いてしまうのだろう。2年もやっていて課金もある程度していたので、財布の紐がゆるくなっていたのだと思う。