花咲くいろはHome Sweet Home (2013) 感想 「みんな初めからすごいわけじゃない」
(テレビシリーズを見ている場合のみ)
テレビシリーズに続きすごく良い映画でした。
本編は緒花の成長物語でしたけど、映画版は緒花が母親の過去に触れて自分を見直すって感じでした。
今悩んでいることが決して自分だけではなく、母親も通った道なのだと。すごそうな感じの母親も実は最初は自分と同じだったのだとわかって、また少し成長した。そんなささやかな一歩がとっても綺麗に描かれていました。
それ以外にも、民子の板前としての変化や蓮さんの修行時代、何より母親の皐月さんの高校生時代から緒花が生まれたすぐ後までの心境の変化がとってもよかった。誰しも最初から優れているわけではなく、すごい人にもダメな時があって、そのダメな時を乗り越えてこそ含蓄のある大人になっていけるのかなーと感じられた。
現実の世界だと、話を聞くだけじゃその人の苦労や精神的な変化とかがわかりづらくて、今その人がすごいってことしか感じられない。だからこういう風に物語形式でその成長を示してくれるのは、キャラクターの精神的な変化を直接体感できてとってもいいなって思います。
本編全26話+劇場版とってもいいアニメでした。
それではー
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