銀座NO.1ホステスの心をつかむ話し方 (2015) 「ホステスが使う会話の技術・だけど初心者向けじゃない」
評価:★★★☆☆(星3つ)
銀座でNO.1ホステスの筆者の経験をもとに、会話のコツをまとめた本。
会話のコツは他の多くの会話に関する本と書かれていることはあまり変わらない。相手の話を聞く、共感をする、オウム返し、話題を広げる、綺麗な格好をする、ここら辺はどの本にも書いてある。
なので会話関連の本では、上記を踏まえた上でどれだけのものが書いてあるかがその本の質を決める。その点ではこの筆者は上記の点は全て抑えられていた。そりゃ会話のプロであるホステスなら当然かもしれないが。
でも逆に対応の仕方が細かくのりすぎている。それが良くなかった。会話の本を読む人はおそらく会話が苦手な人が多いはず。なのに、かなり細かい方法までのっているので、それが逆に分かりにくくなっていた。僕も細かくてやってらんないよ!って思った。なので中級者以上向け。初心者の方はもっと分かりやすい本が他にあるからそっちの本読んだほうがいいよ。
加えて筆者のホステスの経験をもとに書かれた本ということは念頭に置いて読むべき。
つまり
- 会話の相手は「男性」
- 1対1の会話に関するコツがほとんど
- 初対面の人に対する印象の良い話し方が中心
ということ。なのでもしこの本を読む場合は、自分が求める会話のスキルと合致しているかが検討必須。
例えば、飲み会で集団の話に溶け込めない…、女の子と会話できない…みたいな人はこの本を読んでもあまり参考にならないかもね。あ、僕のことです。
まとめると、
- この本は中級者以上向け
- 決してダメじゃないが、この本を読むなら他の本読んだほうがいい
- 「会話」の対象がかなり限定されている
ってことでした。
最終章の6章でホステスの人がどういう気持ちで客に接しているのかって部分は面白かったです。
ちなみに、僕がオススメする本はこっちです。
雑談のルール
何を話せばいいのかわからない人のための雑談のルール (中経の文庫)
- 作者: 松橋良紀
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2013/10/29
- メディア: 文庫
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そもそも会話ってなんためにやるんだっけ?という部分から突っ込んでくれる。その前提を踏まえた上で、簡単な方法から手段を提示してくれる。値段も安い。
以前書いた感想
明日はコミケいくので、このくらいにしておきます。
それではー