物語の思考法

~2次元と3次元をつなぎたい~

響け!ユーフォニアム 1期 (2015) 感想メモ 1~6話まで 「自分で決められない人たち」

響け!ユーフォニアム 1 [Blu-ray]

評価:★★★★☆(星4つ)
(6話まで)
 
とりあえず6話までの感想。1期を全て見たら、改めて投稿します。
 
 
NHKで再放送が行われるそうですが、待てないので視聴開始。
 
 

 

 
キャラクターの可愛さや作画の綺麗さ細かさはさすがの京アニ。視覚的にはとっても満足。かわいいって大事です。
 
 
 
 
吹奏楽部は全く分からないけど、演奏するのは楽しそうだなっていうのは伝わってくる。自分ができることが増えていくって素敵。自分はこれやってます!ってはっきり言えるもんね。何もできないけど、ちょっとずつ練習して、先輩たちが教えてくれて、だんだんできるようになる……って過程を見ると、ちょっと何か始めてみようかな!って思えた。
 
 
 
 
普段は音楽は聴く専門だけど、こうやってアニメを通してクラシック? とか聴くと、なんかいいなって気持ちになる。サントラとかに入ってるのかな? 少し興味が出た。
 
 
 
 
そして僕としてはストーリーの方もなかなか引き込まれた。まだ見終わってないけど。
 
 
 
 
 

自分で決められない人たち

響けユーフォ二アムって、年功序列の会社にカリスマ社長がやってきて、そこの文化をぶち壊す、みたいな印象があった。
 
 
 
 
部活の雰囲気も「特に具体的な目標があるわけではないけど、一応部活やってます。」みたいな雰囲気が漂っている。特に高い目標を達成したいわけじゃないので、辛い練習もしたくない。だから意識高い人が辞めていく。うーん。学校でも、会社でもここら辺はどこも変わらないってことですね。
 
 
 
 
僕の入っていた部活がちょうどこんな感じだったので、すごい雰囲気はわかった。滝先生みたいなベテランカリスマ講師は来なかったけどね。部員の方も、かくいう僕がなんとなく部活に入っていたタイプなので気持ちはウルトラわかる。なんとなく入ってしまったのに、その環境がガチになったら反発が出る。けど先生はちゃんと選択肢を与えていて、その自分の目標すらも周りの意見に従ってしまっている。一応「自分」で決めたことになったのに反発が出るのは、本当に自分で決めたわけじゃないから。
 
 
 
 
なんとなく決めた目標でも、先生がキチンと道を示して、一歩ずつ成長している感じがよかったです。反発があっても部員がついてきているのは、言われたことをやるのは生徒たちが上手だからじゃないのかな。黄前さんも4話あたりで言ってたけど、努力が報われるってわかれば言うことに従う、餌もらって喜ぶペットと同じってその通りだなーと思う。
 
 
 
 
ここだけ聞くと、バカにしてる見たいだけど、やればできるっていうことは大事なこと。僕もブログは自分のために書いているけど、アクセスがあるとやっぱりそれなりに嬉しい。なので言われたことをやってできるようになって、その成長を実感できることはバカにはできない。なんとなくの目標であっても、それをやってるってことは、自分の中でちょっとでもやりたいと思っていたからだと思うから、いいと思います。
 
 
 
 
それでも言ったことすらやらない人もいる。けどそういう人は「そこまで」のレベルを求めてないから。別にそれも悪いってわけじゃなくて、ただの見解の相違。6話のラストで黄前さんの先輩がやめる雰囲気を醸し出していたので、7話で「今の部活についていけない」人に焦点が当てられるのかもしれない。
 
 
 
 
というか主人公でさえも自分で決めていない。「なんとなく」部活に入って、「なんとなく」ユーフォニアムを選んでしまっている。全国大会の目標を決めるときは、周りの目を気にして何もできなくなっている。トランペットの子やコントラバスの人たちの方が自主性というか、自立性がある。主人公はなまじ以前の環境のレベルが高かったため、上を知っているからこそ現状がダメなんだということがわかっているからこそ、サファイアちゃん達のように自主性を持って行動する側に回っているように見えている。
 
 
 
 
この後もただ周りに流されて終わったらちょっと微妙。どういう風に自分なりの目標を掲げられるのか、そしてそこに向かってどう突き進んでいくのか。そこらへんの動きに僕は注目したいです。それを中学の知り合い達と同じ学校へ行かずに、別の学校を選ぶと言った行動などから、いろいろ探している雰囲気はあるので楽しみです。
 
 
 
 
 

先生の指導方法について

塾の先生やったから、指導方法とかに注目している。ぼくもこんな先生と出会いたかったなぁ。昔のやる気のない自分をボコボコにしてほしい。結局高校を卒業して、自分が世間にボコボコにされてから、みんなに流されていたらダメなんだと気づいた。
 
 
 
 
ちゃんと自分の方針を伝えて、みんなに選択させているのがいいです。とりあえず全国!ってわけじゃなくて、自分なりの目標を持てって言っている。それでちゃんと全国目指すための手段を提供している。
 
 
 
 
何かを教える時には、相手に地獄をみせて自分は笑って帰宅するくらいの気力が必要。それを実践しているところがいいです。「え? 君たちがやるって言ったんでしょ?」ってところが好きです。相手が流されて選択したことをわかってる上でそういう行動とっているところがシビれました。さすがイケメン。そしてメンタルもイケメンだった。
 
 
 
 
 

最後に

7~13話まで見たら、追加で記載して改めて投稿します。
 
 
 
黄前ちゃんはポニーテールの方が萌えたんだけどなぁ。1話のみで終わって残念だった……
 
 
サファイアって名前もネタになっているけど、10年後はネタじゃ無くなるよね。これ。今はキラキラネームが日本の少数派だからギャグで済む。けどそのうちその人たちが成長したらきっとBPOにクレーム入ってくるのではなかろうか。
 
 
 
そんな感じで続きに入ります。
 
 
 
それではー
 
 
それにしても、Amazonで響けユーフォニアムを検索したらけいおんも一緒に出てきた。確かにそうなんだけどさ、そうじゃないんだよ!