Bloodborne 感想 「ダークソウルやSEKIROとはまた違ったベクトルから楽しめる良ゲー」
ELDEN RINGの告知をみたらまたフロムゲーを味わいたくなり購入を決めた。セールの対象になりやすいことはわかっていたので、セールのタイミングで購入。
ダークソウルリマスターをクリアしていたので、システム的には慣れていた。1週目は何もみずにクリア、2週目は倒していなかったボスと全て倒しに回って、DLCまでクリアした。結果的に60時間ほどプレイをした。
端的に言えば、ブラボは間違いなくダークソウルや隻狼の系統であり、この2作品の楽しさがまた違ったベクトルから楽しめる良ゲーだった。
1週目クリアまで
1週目は攻略などを一切見ずにクリアした。ダクソの経験から、筋力を中心にステータスを振っていけば効率よく進めると踏んでいたので、その方針で進めた。
武器選択は初めは斧を選んだけど、早々にノコギリ鉈に切り替えた。やっぱりスキがなく、小回りが聞く方が便利だった。
最初のボスのガスコインの到達率が50%を切っているという話は聞いていたけど、自分もその例に漏れず、ボスまでの道中のヤーナム市街はいい感じに怖かった。マップは広いし、戦い方も全然わからないし、パリィの撮り方もわからないし、当然レベルも高くないのでひたすら敵が強かった。途中の聖職者の獣は2,3回くらいのコンテニューで倒せたが、ガスコインはパリィを覚えるまでは苦戦していた。
今でこそパリィはできるが、最初は全くできなかった。最初はどのタイミングで銃を撃つかもわからないし、全く慣れていないのでもはや殴って倒した方が早いんじゃないかと思っていた。なのでガスコイン戦まではパリィは使えていなかった。でもガスコイン戦は相手は速いし攻撃も強いので、使わざる終えなくなった。道中のデブで練習しつつ、ガスコインで実践を繰り返していた。その末にガスコインを倒せたので、ガスコインはパリィを覚えるためのチュートリアル的な感じがあった。
ヤーナムを抜けた後1週目で一番苦労した敵は、この次の血に渇いた獣だった。10回以上はリトライしたはず。攻撃は早いし、毒攻撃でじわじわ削ってくるし、相手の体力が減ると相手の攻撃自体も加速してくる。
聖職者の獣と戦っていたとは言え、この時点では化け物タイプのボスは全く慣れていないので、戦闘の経験値的な部分で苦労をした。血に渇いた獣はパリィが取れるボスなのだけど、ガスコインとはまたタイミングも違うのに苦労した。失敗すればダメージと追加の毒で死ぬので、これがかなりいやらしかった。フロムゲーの基本にのっとり、何度も死にながら相手の動きを見極めて、その末にパリィを駆使できるようになると勝てた。
この時点ではステータスの余裕もなかったため、この段階がちょうどいい難易度だった。この後のボスは筋力のステータスをあげすぎたせいで、初見クリアや、死んでも1,2回くらいでクリアできてしまった。
黒獣パールは筋力をあげすぎてすぐにダウンするので、簡単に殴り倒せた。ヤーナムの影は味方を連れていけば簡単だった。再誕者も上層の敵を倒さなくてもゴリ押せてしまった。そのためボスよりも道中の敵の方が圧倒的に強かった。実質最後のメルゴーの乳母も2回目でクリアできてしまったので、かなり拍子抜けした。
その後ラストのゲールマンとの会話になるのだけど、1週目の失敗は攻略を見ていないばかりに、ゲールマンの介錯を受け入れてしまってノーマルエンド?的なものになってしまった。巻き戻しもできなかったので、攻略wikiを見て別のENDがあると知った時は結構辛かった。あの時はボス戦前に戻してくれよとフロムを呪った。
一応クリアだけど、実質ラスボスになってしまったメルゴーの乳母が弱すぎたので消化不良だった。フロムゲーへの期待もあったため2週目をしつつ、出会っていないボスと戦うためにプレイすることにした。2週目は敵が強くなるけど、1週目は血に乾いた獣以降はかなり余裕だったので、むしろ好都合だった。
なんだかんだでボス戦は楽しみだし、ダークソウルで試行錯誤しながらだんだん強くなる感覚、その末にボスを倒せた時の興奮は他のゲームではなかなか味わえない。残りのボスにフロムの本気を信じて進めていた。
2週目
実際2週目のボスは倒せちゃったものもいたけど、2週目で苦労した敵もいた。特にパールは1週目は筋力によってヌルゲーになったけど、2週目は何回かリトライした。なんとか倒せたけど、いまだに体制を崩すタイミングがわかっていない。
あとはローゲリウスはそこそこ苦労した。1週目にはカインハーストの城にいってなかったので、ローゲリウスは戦っていなかった。前半は余裕だけど、後半で積極的に距離を詰めてくるのできつかった。
ゲートオブバビロンが飛んでいるとパリィも中断されるので辛かった。クリア後に壊して止めることができることを実況とかで知る。2週目なので攻撃力が高く、なかなか苦労した敵だった。
DLC
2週目も探索しきったところでDLCを購入した。ゲールマンを倒すと3週目に入ってしまうので、その直前にやった。セールの時には980円でDLCなしを購入したので、DLCは2200円で追加購入した。DLC付きはセール時に2000円なので、結果的に高くなってしまった。これは次回から気をつけたい。
DLCのボスはゴースがそこそこ苦労して、ローレンスが死ぬほど苦労した。
ゴースは強いのはなんとなくわかった。パリィは取れるけど、動きが早いので狙いづらく、2週目で攻撃力も高いので無闇に攻められなかった。相手の攻撃後にもすぐに反撃がくるので、突っ込むタイミングも難しかった。ヒットアンドアウェイが有効な気がしたので、ノコギリ鉈ではなく、斧で戦っていた。後半はめちゃくちゃ飛び回るので、なんとかパリィを狙っていた。結果的には2回目で討伐できたが、頭の中でかなり試行錯誤したことははっきり覚えている。戦った回数の割にゴースは強かった部類に入っている。苦労した感覚はあるので、もう1周する機会があれば、もう一度戦ってみたいボスだった。
ゴースを倒して、最後に戦ったのは教区長ローレンスだった。明らかに聖職者の獣の強化版だったので、すぐに倒せるだろうと踏んでいた。この時点で2週目ということもあり体力50、持久力40、筋力50、技量50なので、ゴリ推せると思っていた。
結果として予感は外れた。まず攻撃力の高さで死んだ。加えて聖職者の獣にあったスキが炎によって全て塞がれていて絶望した。戦闘場所も狭いので、壁に注意していないと、端に追いやられて死ぬ。第一形態でも一定の値を削ると攻撃パターンが増えるので、切り替わりをしっかりみておかないと死ぬ。そして第二形態になると、溶岩クロールで何回も死んだ。
20回以上は戦った気がするが、もう嫌になった記憶だけは今でも残っている。このために回転ノコギリやハンマーを使ったりしたけど、結局倒せなかった。
最終的にはいつもの慣れたノコギリ鉈で倒せたので、やっぱり慣れた武器が一番だと実感。攻撃パターンはだんだんわかってきたけど、こいつは炎のせいで攻撃範囲が広いため当たる時は当たってしまう。攻撃力が高いこともあり体力がかなり持っていかれるので、倒せたけど余裕な印象は全くなかった。ゴースと違ってこいつ本当にもう戦いたくない。
2週目ラスボス
DLCを終えたところで、ゲールマンと月の魔物と戦った。1週目では戦えなかったので、めちゃくちゃ期待して戦いに挑んだ。直前にDLCのローレンスと戦ったせいか、ゲールマンは攻撃力が低く、パリィも有効であるため初見でクリアした。
その次の月の魔物は1回目は攻撃パターンを読むために警戒していてため死んでしまったが、2回目はゴリ押しに成功した。止まっている時が多すぎるので、殺されにきたのかと思うくらい過去最高に弱かった。ダークソウルリマスターのラスボスもパリィができれば即倒せたので、その時の拍子抜けした記憶が蘇った。
まとめ
ダークソウルの経験もあり筋力重視で行った結果、ゴリ押しが可能になってしまいダークソウルほどの難易度はなかった。ダークソウル、隻狼をやったこともあるので、フロム慣れをしたということもあるのだろう。
ボスは余裕で倒せたものも多いが、序盤はやっぱり苦労したし、DLCのゴースやローレンスはフロムを感じた。何度も失敗を繰り返し、その中で強くなる感覚を感じながら成長し、その末に倒す。これがフロムゲーらしさとは思っているが、ブラボも確かにその要素は感じられた。
繰り返した回数はダークソウルや隻狼ほどではなかったけど、ボスの攻撃を把握したりする過程はやっぱり面白かった。特にパリィが入る敵は、スキを探して当てに行く戦いはとても楽しかった。防御という選択肢が最初からないというのもよかった。
ボス以外にもボスまでの道中も楽しかった。これまでの経験から背後は常に警戒し、宝箱はミミックを疑い、不審に置かれたアイテムにはすぐに近づかず敵を警戒するようになっていた。これはブラボでも同じだったので、大体上手く行った。これまでのフロムゲーの経験が生きているような感じがあってとてもよかった。
2週クリアしたけどまた戦いたいボスもいるし、武器によっても戦い方が変わると思うとまだまだ楽しめる余地はありそう。2週目で簡単だったボスも3週目以降も強くなるはずなので、2週目のパールみたいに繰り返しているうちにいつかつまづいたりするようになるのだろうか。聖杯ダンジョンは全然やっていないので、トロコンのためにも気が向いた時にちょっとやってみる予定。
まとめると、ブラボは間違いなくダークソウルや隻狼の系統であり、この2作品の楽しさがまた違ったベクトルから楽しめる良ゲーだった。ELDEN RINGも今後発売されるということで、間違いなくこれも買う。今後のフロムに期待しつつ、ELDEN RINGを待っています。