10代にしておきたい17のことシリーズ その2 (2011~2012) 感想 人生のシミュレーションがしたい人はぜひ!
評価:★★★☆☆(1冊しか読まない場合)
評価:★★★★☆(シリーズを複数読んだ場合)
概要
ジャンル:HowTo本
オススメの人:人生のシミュレーションがしたい
オススメじゃない人:何冊も本を似たような買いたくない
キーワード:40代・50代・60代・人生
結論
- 前の世代でやるべきだったこと
- 今の世代でやるべきこと
- 次の世代でやるべきであろうこと
がわかる。
はじめに
前回は10代~30代までの感想でした。
今回は40~60代までの感想を書いていきます。
ポイント紹介
各年代ごとにポイントをまとめていきます。
40代にしておきたい17のこと
- 人生を振り返り始める
- 人生を収束させていく
40歳は人生を振り返り始める年であり、大々的なことにチャレンジしていける最後の年という印象を受けた。今まで自分がどういきてきたのか、その上で自分はこれからどうしたいのか、それを踏まえた上で「今」何をするべきなのかということを考える年ということだった。
実際に世の中を見ても40代の人たちはまだまだ頑張っていけるようなイメージがあるので、40代までは大々的なことに挑戦していくことを諦めてはいけないだろう。
50代にしておきたい17のこと
- 後悔をなくす
50代はもう大規模な挑戦をするというより、残りの人生を楽しく生きるためにできることをしようという印象だった。昔にやりたかったこと、できなかったことはどんどんやる。友人もあまりできないため、同級生などの昔のつながりを再確認したり、家族の不和があれば解消する。など過去の負の遺産は解消し、先立つ望みをどんどん叶えていくことが大事なのだとわかった。
加えて若くいるための努力を意識する必要がありそうだ。20代のような若い人と交流したり、今後健康に生きるための努力をしっかりすることが大事になってくる。
50代というと20代前半の僕には倍以上の開きがあるためイマイチ想像がつかない。しかし僕の好きな作品であるマブラヴオルタネイティヴの原作者の吉宗鋼紀さんは2017年で50歳だそうだが、めちゃくちゃ元気そう。こんな人みたいに活発に生きていきたいなー。
60代にしておきたい17のこと
- 後悔をなくす
基本的にやることは50代と変わらない。けど日本人の寿命が80年であることを考えると、もう「人生終わり」と考えるのは間違い。健康に生きて、やりたいことをどんどんやっていくのが大事ということだった。
60歳はもはや異次元だ。
40代~60代までで共通していたこと
今回も結構共通していたことがあったので載せておきます。
やりたいことをやる
仕事や趣味でもやりたいことをやって生きることが40~60代まで全て書いてあった。10~30代でも書いてあったため、これは一生やっていくべき課題なのだろう。いつまでもやりたいことに正直に生きるのが一番後悔のない生き方の秘訣ということのはずだ。健康に気を使うのも、時間の使い方を考えるのも、自分が本当にやりたいことをやるための手段にすぎないということになってくる。
そう考えると、高校生まで自分を押し殺して生きてきた時間がとても悔しい。
周りの意見に左右され、誰かの評価を気にしながら生きて、やりたいことも抑えて生きてもつまらない。
この本でさんざん「やりたいことをやる」のが主張されているということは、大人になっても自分がやりたいことを抑えて生きている人が多いということだろう。
健康に気を使う
40~60代の世代のすべてに書いてあった。それだけ健康にガタがくる年ということか…。
健康に生きる大切さは病気にならないと分からない。僕は病気ではないが、中学校の時に目の中から出血したとかでまともに目が見えない時期があった。医者からすぐに治ると言われたが、正直不安でしょうがなかった。ついでに隣で診察を受けていたヤンキーが失明宣言を受けていたのでそれも恐ろしかった。
加えて、高校生の時に肉離れをしてまともに歩けなかった時期があった。その時は普通に歩けることのありがたさを噛み締めていた。
40代からとは言わず、今すぐにでも多少は意識するべきことだろう。早めに意識して損はないはず。
時間の使い方を考える
僕は正直まだ仕事の忙しさは分からない。だが1日の1/3を仕事に費やすことを考えると、今よりもだいぶ時間は減ることはわかる。けれども時間の使い方は自分がやりたいことが決まっていないと意識はできないのではないか。
多くの人は「反応」で生きているというのは多くの書籍で言われているように、自分がやりたいことを意識して生きている人は少ない。そのため時間の「使い方」を考える前に時間の「使い道」を考える方が先のはず。使い道が見つかったら、どうやってその時間を確保するかを考えるという順場が自然。
人間関係について
この作者は10~30代では人生のメンターを見つけるように言っていた。直接生きた人に会うことによってその人の人生経験を聞いて自分に活かすためということだった。40代以降は逆の立場になる。自分が若者の先生となるのも必要だが、逆に若者から色々聞いて自分が若くいるための糧にしろということだった。
また友人関係を大切にすることが大事なようだ。特に50代以降は友人ができにくいので昔のつながりを見直すことが大事らしい。
人間社会で生きている以上常に互いに影響しあうことが大切なのだろう。年下の人が年上の人に教えをもらって人生に活かすのは確かに大切だけど、年上の人も年下から学べることがあるということ。僕の年齢では年下から学べることはあまり実感したことはないが、忘れないでおきたい。
これ思い出した。1~3話の話。特に2話のグレン先生がルミアちゃんに魔術のやり方を教えて、ルミアちゃんも自分の信念を話すことによって、グレン先生に先生のやりがいを感じさせるシーンがとても良かった。それ以降はまさにライトノベルという感じで内容がフツーだったけど。
僕の感想
40歳以降は可能性を広げるということよりも、どうやって人生を終わらせていくかを考えていかないといけない年代。特に大々的な挑戦ができるのは40代までのようだ。50代以降も挑戦すること、やりたいことをやることを忘れてはいけないが、50代以降は人生の着陸地点がほぼ定まっていることは自覚しないといけないということだった。
とにかく20代の僕が今やるべきことは、
やりたいことをやる
に尽きる。
あと最近話題の声優たちが自分より年下なことにショックを受けてた。
今の声優ってめっちゃ若い。
40代になって年下の勢いに負けないためにも今をしっかり生きていきたい。
それではー